体が大きいということは、単純に考えてもエネルギー消費が激しいと思われます。
大柄の人は体力をつけるため、お肉を食べてエネルギーを補給したりします。
しかし動物の中には、体が大きくとも草食で大丈夫なものもいるのです。
カバの食べ物は動物園ではなあに？
カバは基本、ベジタリアンです。
４メーターを越す体格ですから、これは肉食なんだろうと思われがちですが違います。
野生のカバは、水辺に生えているイネ科の植物を食べています。
この草を食べつくすとか、他の理由がある場合に小動物などを食べることもあります。
その理由とは、体調不良や植物での栄養不足を補う必要があるときです。
では、身近な動物園ではどんなものをたべているのでしょうか？
乾燥させた草やキャベツなどの野菜、くだものを食べています。
人工的な空間で生活させているので、栄養バランスを考えているのです。
カバの餌は一日どのくらいの量が必要？
動物園では、一日あたり40㎏から50㎏くらい食べるとのことです。
人の感覚で考えると凄い量を食べるものだ、と思ってしまいます。
あれだけの巨体を維持するわけですから、そのくらいはいるわけですね。
巨体というと体重が気になりますが、どのくらいなのでしょうか。
１トンから３トンだそうで、小型のトラック並の重さですね。
ですが、同じくらいの野生生物と比べると少食だとか。
そのわけは、同程度の野生動物との比較でわかります。
似通った身長と体重の野生生物にサイがいます。
同じベジタリアンですが、一日100キロくらい食べるのだそうです。
ゾウに至っては、５トンの体重で１５０キロから２００キロは食べるそうです。
サイやゾウに比べれば少食だというのは納得ですね。
まとめ
カバの食べるものは主に水辺に生えている雑草です。
カバはとくにイネ科の植物を好む、草食動物なのです。
しかし、ときには縄張りに侵入した他の野生動物をたべることもあります。
そんなカバは、動物園では干し草やキャベツ、人参などの野菜類、りんごなどのくだものを食べています。
飼育下では、体調維持のために栄養バランスを考えた食べ物になっているのです。
