アホウドリは、ミズナギドリ目のアホウドリ属に分類されるとても大きな水鳥です。
あまり攻撃的ではないですが、大きくて先が鋭いクチバシを持ち、おじいさんにも例えられるちょっと独特な顔立ちをしています。
そんなアホウドリはどのくらい生きるのでしょうか?
平均寿命などについても調べていきたいと思います。
アホウドリの寿命は?
アホウドリは鳥の中では寿命が長く、一般的には40-60年、また平均寿命は30-40年と言われています。
鳥類では一部例外もありますが、大型な種類ほどその寿命が長くなることが多いようです。
アホウドリは成熟するまでに5-7年、さらに羽毛が完全にきれいな成鳥の色に生え変わるまでには約8年から10年もかかるとされています。
現在世界で一番ご長寿なアホウドリとして知られているのはコアホウドリのメス「ウィズダム」で、2018年67歳になった現在でもハワイ諸島周辺で産卵、子育てが確認されています。
彼女が識別されたのは1956年に研究調査のためつけられた足環のおかげだったのですが、何度か配偶者に先立たれたものの、これまで毎年のように産卵、子育てをしてきたすごいお母さん鳥だそうです。
また驚くことに、こんなに高齢なのに羽毛の色もきれいで、老化現象もあまり認められないのだとか。
うらやましい限りですね。
このまま長生きしてほしいものですね。
さらに、またまだはっきりと分かっているわけではないものの、ウィズダムよりさらに高齢の個体がいる可能性もあるのだそうですよ!
人の手によって絶滅危惧種にまで激減してしまったアホウドリですが、現在では保護されていて、天敵は存在しないとも言われています。
一方で人による捕獲がなくなった今では、はえなわ漁の網にかかったり、漂流するプラスチックゴミを飲み込んでしまう現代的な事故が増えているよう。
そのような事故にあう水鳥を増やさないためにもゴミを増やさないようにしたいものですね。
まとめ
アホウドリの平均寿命やご長寿情報についてお話してきましたが、一般的に40-60歳と言われるアホウドリで、66歳を超えてもまだ新たな命を誕生させているスーパーママ鳥がいる事実はとても驚くべきことだと思います。
人では考えられないですね。
改めてアホウドリのパワーに感動しました。