ビントロングとはジャコウネコ科に属する動物で、別名クマネコやクマジャコウネコとも呼ばれています。

インド北東部からバングラデシュ、ミャンマー、ブータンなどを経て、インドシナ半島やマレー半島などの東南アジアに分布しております。

体長は大きいもので1m近くになるものも見られますが、ジャコウネコの仲間としては最大の種であると共に、本種のみでビントロング属を構成しています。

ビントロングは全体的には黒色で体毛は長くて粗いです。

毛先は赤色や灰色をしているので時にはその色に見えることもあります。

頭部は幅広くて体の毛よりは短いです。

耳は小さく丸みを帯びており、四肢は短くて、それぞれ5本の指を持っています。

けれど目は小さくて鼻も短いが、メスのビントロングの体はオスより二倍大きいです。

ビントロングの平均的な寿命はどのくらいなのでしょうか?

ビントロングの寿命について

ビントロング 寿命

ビントロングとは決まった繁殖は見られず、一夫一妻と考えられています。

妊娠期間は90日で、1産に1~6子で普通は2~3子出産します。

生まれたばかりの子供の体重は140~300gで、目は閉じているのですが、毛は生えそろっているのが特徴です。

生後10日程で目があいて、6~8週間ほどの授乳期間があります。

繁殖は年に2回あるそうです。

オスは28か月、メスは30か月程で性成熟し、野生のビントロングの寿命は15~18年と言われています。

飼育下では20~25年と考えられています。

外敵はトラやヒョウやドール、ウンピョウや大型のヘビなどです。

近年は森林の開発や破壊、密猟などにより、ビントロングの生息数は減少しています。

現在は国際自然保護連合の保存状況評価によって、絶滅危惧種としてレッドリストに指定され、保護されている状況です

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まとめ

野生と飼育下では結構平均寿命が違ってきます。

本当はもっと長く生きることができるのに、天敵などに襲われて寿命が短くなってしまうのは、使命かもしれないけれど悲しいものですね。

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