体格の良さ、力の強さから地上最強の肉食獣とも呼ばれるホッキョクグマですが、実はどうやら天敵がいるというのです。
その相手というのはシャチを指します。
シャチはホッキョクグマと同じ北極圏で海に生息している動物ですね。
シャチとホッキョクグマの関係について調べてみました。
シャチとホッキョクグマの捕食の関係とは?
陸上や海氷では無敵のホッキョクグマの天敵は海の中にいました。
シャチは海のギャングとも呼ばれ、性格が荒いことでよく知られています。
鋭い歯と強靭な顎の力を持っていて、ペンギン、アザラシ、イルカ、クジラ、サメなど何でも捕食し、海の中では食物連鎖の頂点に立っています。
またホッキョクグマの体長3メートルに対してシャチの体長は最大10メートルにもなり、体重にいたってはホッキョクグマの10~15倍もあるのです。
ここまでの体格差ではホッキョクグマは到底かないません。
普段海氷で生活するホッキョクグマと海の中でしか生活できないシャチのお互いが出会う理由として、地球温暖化が原因で北極の氷が溶け出し、必然的にホッキョクグマが海を移動する距離が長くなったことで、シャチとホッキョクグマが出会う可能性が高くなっているというのです。
しかも恐ろしいことにシャチにとってホッキョクグマはエサであり、捕食の対象なのです。
海中を自由自在に泳ぎ回るシャチに対してホッキョクグマに成す術はありません。
また、シャチはとても高い知能を持ち、特に捕食の際に抜群の知能を発揮します。
シャチに襲われたホッキョクグマが運よく氷の塊に逃げることが出来たとしても、シャチは大きな体を利用して氷に体当たりを繰り返し、バランスを失ってホッキョクグマが海に落ちたところですかさず海の中へ引きずり込むのです。
新たに海の最強の動物、シャチの数が増えてきているという報告もあります。
まとめ
ホッキョクグマはシャチに襲われるというリスクを背負ってでも海を泳がなくては生きていけません。
ホッキョクグマが地球上最強の時代は終わったのでしょうか。
地球温暖化が原因で、北極圏の生態に変化が起こっていることがわかりました。