なんだかのんびりしたしぐさで、ちょっぴり微笑んでるような表情のナマケモノ。
見ていると、日常のイライラを忘れて、自然と気持ちがほっこりとしてきますね。
そんな癒し系のナマケモノ。
大人のナマケモノですら癒し効果バツグンなのですが、これが赤ちゃんだったらどうでしょう?
ナマケモノの赤ちゃんをご覧になったことがありますか?
その姿はまるでぬいぐるみです。
いいえ、もしかしたらぬいぐるみよりもかわいらしいかもしれません。
それほどまでに愛らしい姿のナマケモノの赤ちゃんですが、一体どんな風にして生まれて、どんな風に育つのでしょうか。
ナマケモノの赤ちゃんの生態は?
ナマケモノは一度の出産で1匹しか赤ちゃんを産みません。
その妊娠期間は、だいたい5・6か月ほどですが、これはナマケモノの中でも種類によって違います。
ホフマンフタユビナマケモノなんて、妊娠期間は11.5か月。
ほぼ一年間かけて、おなかの中で赤ちゃんを育てるのです。
そんな風にお母さんのおなかで大切に育った赤ちゃんは、生まれてからもお母さんとずっと一緒です。
少なくとも数週間は、お母さんのおなかにしっかりと抱き着いて、ぴったりと密着したまま離れずに行動します。
ミツユビナマケモノの場合だと、生まれてから9か月くらいはお母さんにしがみついて過ごすのだとか。
そして、ある程度成長してお母さんにしがみつくのをやめた後も、長い場合は4年くらいお母さんと暮らすことがあります。
子育て期間中、お母さんナマケモノは、赤ちゃんナマケモノに餌のとり方や、木の枝から枝への移り方などを丁寧に教えます。
そして子育て期間が終わると、子どものナマケモノは、お母さんナマケモノが住処にしていた木を譲ってもらい、一人で暮らすようになるのです。
まとめ
ナマケモノの赤ちゃんは、抱っこが大好きな甘えん坊でした。
実は、この特徴は大人になったナマケモノにも残っています。
ペットとして飼われている大人のナマケモノも、飼い主さんに慣れていれば、飼い主さんにしがみついてきてくれるのです。
ナマケモノは本当に抱っこが大好きなんですね。
この習性が、ナマケモノがペットとして人気が上昇している理由の一つと言えるかもしれませんね。