クリスマスシーズンにサンタクロースのソリを引いていることで有名なトナカイですが、生物学上はシカの仲間になります。
シカやウシの仲間にはトナカイに似た動物が多くいます。
ヘラジカやカモシカなどが良い例でしょう。
容姿はトナカイによく似ているこの2種の動物ですが、トナカイとの違いはどういったところにあるのでしょうか。
今回はトナカイとヘラジカ、カモシカの違いについてまとめてみたいと思います。
トナカイとヘラジカの違いとは
トナカイとヘラジカの大きな違いについては、なんといっても体のサイズの違いがあげられます。
ヘラジカのオスの体長は2.4m~3.1m程度ですので、トナカイの倍程度の大きさの体を持っていることが分かります。
ネット上にはヘラジカとほかのシカ類との比較画像が多くあがっていますが、とにかくヘラジカは巨大です。
トナカイとヘラジカを並べた画像を見てみると、ヘラジカの足の付け根にトナカイの頭の位置があるといった感じでした。
それほどヘラジカは巨大なのです。
トナカイとヘラジカを見間違えることはないと思います。
トナカイとカモシカの違いとは
まずはじめに、トナカイはシカ科の哺乳類でトナカイ属に属するシカの仲間です。
一方のカモシカはシカと付いていますがウシ科の哺乳類でヤギ亜科に属しますので、ウシやヤギの仲間です。
トナカイはオス、メスともに角が生えており、一年に一度角が落ち、生え変わります。
一方のカモシカは他のウシ科の動物と同じように、抜けたり生え変わったりは一生しません。
またトナカイは枝分かれしたとても特徴的な角をもつことで知られていますが、カモシカの角は途中で枝分かれすることはなく、角の形も大きな違いです。
まとめ
今回はトナカイとヘラジカやカモシカの違いについてまとめてみました。
普通のシカ類はオスだけに角がありメスには角がありません。
しかし、トナカイはオスだけでなくメスにも角があります。
これもヘラジカだけでなく他のシカ類との大きな違いといえるでしょう。
たとえ似たような動物であっても、その生態や生息地などに大きな違いがあることもありますので、興味のある人は調べてみてください。