ホッキョクグマは動物園でも人気の高い有名な動物ですが、グリズリーという動物の名前は聞いたことがあるでしょうか?

グリズリーは別名ハイイログマと呼ばれるクマの仲間なのです。

そしてホッキョクグマとグリズリーには深い関係があるようなのです。

ホッキョクグマとグリズリーの雑種が見つかった?

ホッキョクグマ グリズリー 雑種

ホッキョクグマとグリズリーはどちらも北極などの極寒地に生息しています。

しかしホッキョクグマは海の中や海氷などの海の近くで生活し、一方グリズリーは主に陸地で生活しています。

同じ北極でも生息地域が異なるため、両者が出会う確率は低いと思われていました。

しかし、今日の地球温暖化の影響でホッキョクグマの住んでいる氷が減り、エサや住処を求めてホッキョクグマが陸上にもやってくるようになり、グリズリーも気温の上昇によって北へと生活の場所を移動させています。

そのため、行動範囲が重なり接触する確率が上がったのです。

グリズリーは気性の荒い性格で、ライオンと戦っても圧勝するほどの能力を持っていて北米でも最強のクマと呼ばれています。

ホッキョクグマと餌場の取り合いになったこともあり、この時もグリズリーの方が強かったと言います。

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しかし2006年にはホッキョクグマとグリズリーの雑種が発見され注目を浴びました。

この雑種の見た目はホッキョクグマの白い毛とグリズリーの茶色の毛が所々混ざったような毛並みをしていて、肩幅は大きくがっしりとしていてとても強そうに見えます。

DNA鑑定の結果この雑種の存在が認められ、カナダ政府はこれをホッキョクグマとグリズリーのイヌイット語のナヌークとアクラークからナヌラークという呼び名を提案しています。

さらに2010年には、グリズリーと雑種の間に生まれた子熊が確認されています。

さらに懸念されるのはこれ以上この雑種が増えることで、ホッキョクグマにとっては大きな脅威になるかもしれません。

まとめ

地球温暖化や雑種の増加、ホッキョクグマを取り巻く環境は年々悪化しているのです。

これからホッキョクグマの未来はどうなってしまうのでしょうか。

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