水族館での人気者であるラッコ!
ラッコを見たくて水族館に足を運んでいる人もいるかと思います。
しかし、ラッコの飼育が非常に難しいと一般的に言われていることはご存知でしょうか。
ラッコの飼育については、難しいだけではなく莫大な費用がかかることも大きな理由であるそうです。
今回は、ラッコの飼育が難しい理由と飼育にかかる費用についてご紹介します。
ラッコの飼育は難しい?
ラッコの飼育が難しい理由として、ラッコがデリケートであるということを取り上げたいと思います。
ラッコは基本的に、氷点下の海でも過ごすことができる動物です。
そのため、設定水温が10℃程度ととても低く、飼育員は防水スーツを着ていても短い時間しか潜ることができないそうですよ。
ラッコは元々警戒心が強く、デリケートな動物であるそうで、移入される際に感じるストレスにより、最初から既に弱ってしまっているということも少なくないそうです。
ラッコはもふもふの毛で覆われてはいますが、アザラシのように皮下脂肪が多いわけではありません。
むしろ少なすぎるほど!
低温の海で元気に生活することができるのは、少ない皮下脂肪を補うための食欲、グルーミング(毛繕い)を通じて毛の間に空気の層を作り、防寒するからなのだそうです。
しかし、ストレスやケガ、食欲不振などの理由でグルーミングができなくなるほど弱ってしまうと体の防寒機能を保つことができず、急激に弱ってしまうことも少なくないそうです・・。
ラッコの飼育費用はどのぐらい?
ラッコが元気で暮らしていくには、ラッコの体調を崩させないように世話をするしかありませんが、ラッコには一匹につき200万~500万程度の維持費という莫大な費用がかかるそうなのです。
ラッコの餌はウニや、ホタテといった高カロリーで高額な餌を大量に食べます。
他に設備投資やラッコ移入時の費用などがかかることになりますので、ラッコには計り知れないほどのお金がかけられていることがよくわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はラッコの飼育が難しい理由と飼育にかかる費用についてまとめてみました。
ラッコは一度体調を崩すと命に関わる恐れがあるため、飼育は非常に困難であること、ラッコ一匹につき200万~500万程度の維持費がかかるということで諦めてしまう水族館も少なくないということがわかりました。
ラッコは可愛いですが、それだけで解決できない問題もあるということですね!