その姿から、かなり攻撃的なタイプではないかと言われているハシビロコウ。
どんな性格をもち、どのような習性があるのでしょうか。
ハシビロコウの性格は?
まずハシビロコウの性格についてですが、ひと言で言えば、我慢強い。
獲物を獲るために費やす時間は数時間に及ぶこともあるそう。
じっと動かずに、獲物が現れるのを待つ動物はほかにもいますが、こんなにも動かずに待っていられる動物は、ハシビロコウ以外には見当たりません。
ですが、我慢強いからと言って、気が長いわけではありません。
自分が行こうとしている方向にほかの動物がいれば、あの特徴あるくちばしで咥え、別の場所へと移動することもあるそうです。
但し、じっと待っているのにも関わらず、狩りに失敗した時は他の動物に当たることもあるそうなので、近距離まで近づけるハシビロコウに会いに行った時は、ご注意ください。
ハシビロコウの習性とは?
次に、習性についてですが、ハシビロコウは単独で行動することを好みますので、狭い場所での多頭飼いはできません。
国内にある動物園で2~3羽のハシビロコウを飼育する場合は、自由に動けるだけの十分な広さが確保されております。
また、頭が良く、信頼関係のある飼育スタッフに愛情を示します。
飼育スタッフがお辞儀をすると、その仕草を真似て、同じようにお辞儀します。
その可愛らしい姿を見たい方は、ハシビロコウお辞儀で検索してみましょう。
動物園で動画を撮ったお客さまが、あちこちにアップしてくれております。
ぜひ、ご観賞ください。
まとめ
孤高の鳥という表現がぴったりのハシビロコウ。
群れをつくらず佇む姿は、まるで、一匹狼。
機嫌が悪いと、自分よりも身体の小さなお子さまめがけて、威嚇する時も少なくありません。
現在、日本では人間による飼育が行われておりますが、この飼育期間が長くなればなるほど、攻撃性が高まる傾向にあるとのこと。
これこそが、人間の手による繁殖が難しいとされている所以になります。