マーラはテンジクネズミ科マーラ属の哺乳類でげっ歯類の動物です。
この種で1番有名になったのは、カピバラではないでしょうか?
実際に見て見ると、似ているところもあります。
とても可愛いその姿を見て、ネズミ科だなんてカピバラ同様夢にも思わないはず。
しかし、よく顔を見るとネズミに似ているようにも見えます。
なんとも愛くるしいマーラ、その名の由来についてお話します。
マーラの名前の由来について
学名、Dolichotis patagonum/Dolichotis patagona
この「patagonum」は、生息地である南アメリカ大陸のパタゴニアに由来しています。
パラグアイ、ボリビアなどにも生息していますが、基本的にアルゼンチンの北西部にあるパタゴニア地方になります。
マーラはアルゼンチンの固有種とも言われています。
Dolichotisとはマーラ属を指します。
Dolichotis patagonumで、マーラあるいはパンパノウサギとも訳されます。
このパンパノウサギとは、南米アルゼンチン中部のラプラタ川流域に広がる草原地帯のパンパがもとです。
パンパに住むノウサギのようなげっ歯類の意味。
そしてもう1ッ、Dolichotisには「長い距離を走るもの」という意味もあります。
その名の通り、マーラは走ることが得意で、時速30㎞で1㎞程を走り続けられると言われています。
最高は時速なんと50㎞。ジャンプ力も優れており、約1mはゆうに飛びます。
マーラの名前の英語表記は?
英名は、Mara/Patagonian cavy/Patagonian mara
「Patagonian」は上記と同じく、パタゴニアに由来しています。
このパタゴニアマーラのことを、日本では「マーラ」と呼ばれています。
日本での呼び名は、英名から来ていたんですね。
Patagonian cavy、このcavy(ケイビー)とは、テンジクネズミ科のげっ歯類の動物を指します。
まとめ
動物園に説明書きがあったりしますが、ついつい動物に夢中になりあまり詳しく読まないことが多いですよね?
名前には、それぞれの由来がありそれを知るとまた一段と深く知ることが出来ます。
マーラは現在、準絶滅危惧種に指定されている動物です。
減少が激しく、いつ絶滅危惧種になるかわからない心配な状況です。
こんなに愛らしい動物を絶滅から救うため、考えるときになっています。