沖縄に生息しているとても珍しい鳥、ノグチゲラ。
その赤みをおびた羽はとても綺麗で格好良いので、一目見ていただきたいものです。
この記事では、ノグチゲラはどこで観ることができるのか、その生息地や生息数について詳しく見ていきましょう。
ノグチゲラの生息地はどこ?
ノグチゲラの生息地は、日本の沖縄北部です。
日本の固有種であると言われています。
ですので、ノグチゲラをご覧になるには、沖縄県へ行くのが良いと思います。
沖縄本島北部の、「やんばる」と呼ばれる森にしか生息が確認されておりません。
ノグチゲラの生息数は?
ノグチゲラは、現在人間の開発によって森が少なくなっていることや、人間が島の外から連れて来た動物等から襲われる等して、個体数が激減しており、絶滅危惧種として指定されています。
90年代の調査では生息数は500羽ほどと推定されておりましたが、現在の生息数は不明ということです。
1960年~1980年代にかけて、森林伐採や林道建設、ダム建設等によって、ノグチゲラの生息地である天然林が極度に縮小してしまったことが、生息数減少の原因であると言われています。
また、近年では、その個体数を劇的に増やしているハシブトガラスが、ノグチゲラの雛を捕食してしまうことからも、ノグチゲラの個体数減少の原因となっているようです。
現在、鳥獣保護法において、ノグチゲラの生息地の一部が国指定の鳥獣保護区とされています。
また、文化財保護法においても、ノグチゲラは国の特別天然記念物に指定され、ノグチゲラの保護活動が活発化しており、個体数の増加に貢献していると評価されているようです。
ノグチゲラは動物園などでは飼育しておらず、ヤンバルクイナなどの絶滅危惧種などを保護・調査している研究施設などで観ることが出来るかもしれません。
たとえば、やんばるの野生生物や自然に関する展示を行っている、ウフギー自然館などがあります。
野生のノグチゲラを観察するには、バードウォッチングをするしかありません。
ガイドツアーを行っている団体もありますので、参加してみはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
ノグチゲラは生息数が少なく絶滅が心配されている鳥です。
興味をもって観察し、保護活動を応援しましょう。