オランウータンは、現地語で「森のひと」という意味だそうです。
人の次に知能が高いといわれ、表情が豊かな類人猿です。
類人猿とは、人に似た形態も持つ大型と中型の霊長類のことをいいます。
類人猿であるオランウータンは、どのような特徴があるのでしょうか？
調べてみました。
オランウータンの特徴は？
オランウータンは、全身が赤に近い茶系の長い毛で覆われています。
木に生えている実や芽を食べ、一生のほとんどを木の上で過ごします。
低地のフタバガキ林を中心に、山林林底部、川岸林、時には湿地林やマングローブの一部でも生活しています。
群れをつくらず単独で生活することが多いですが、母子で生活している場合もあります。
腕の長さが足の長さの２倍も長いので、木の上での生活で遠くの枝をつかむのに便利です。
ほかの類人猿にある股関節の靭帯がないので、足を大きくひらくことができます。
自在に動く手足を使って、上手に木から木へと移動します。
オスのオランウータンには、頬部分のひだが発達していて、迫力のある顔立ちをしています。
この頬のひだを「フランジ」とよびます。
フランジは強い大人のオスだけにできます。
オランウータンの大きさは？体重はどれくらい？
オランウータンは、オスとメスでは大きさ・体重に大きな違いがあります。
メスは、１．２メートルくらいの身長で体重が50キロくらいです。
オスは、身長が１．５メートルくらいで、100キロを超えるほどの体重です。
まとめ
オランウータンは、木の上で生活し木に生えている実や芽を食べて過ごしています。
生存競争が激しい中で争いごとを避けるために、群れではなく単独生活をしています。
温厚な性格ですが、野生のオスのオランウータンは、用心深く人間の気配を察すると姿を隠し、不用意に近づくと激しく威嚇し、わざと大きな音をたてて枝を折ったり、枝を投げたりします。
