オランウータンは、動物の中では長寿の動物で、木の上で生活し、知能も高いと言われています。
繁栄していく条件がそろっているように思えるオランウータンですが、「絶滅の危機」と言われています。
その原因は何にあるのでしょうか?
調べてみました。
オランウータンが絶滅の危機にある原因は何!?
絶滅の危機の原因は、森林伐採・密猟・地球温暖化・土地の開発だと言われています。
最も大きな原因は、森林伐採です。
木材をとるための商業伐採によって、オランウータンの住む熱帯雨林が減少しているのです。
そして違法伐採も多く行われ、急速に熱帯雨林は減少しています。
また、土地の改良をするための熱帯雨林火災が毎年行われており、それによりオランウータンの生活圏が壊されてしまっています。
火災がおきて焼き畑など大きな農園ができ、アブラヤシ工場などができ、そこから出る煙もオランウータンの生活を脅かします。
残念ながら、オランウータンは火災によって生活圏を脅かされるうえに、逃げ回ると売買目的で捕獲されて違法に海外へ輸出されたりしているようです。
赤ちゃんが高価な値段で取引されるため、密輸されています。
スマトラ島では過去30年間で森が半分以上消失し、低地林はほぼ残されていません。
多くの地域でオランウータンも姿を消してきました。
まとめ
アジアに住む唯一の大型ヒト科の動物といえば、オランウータンですが、現在絶滅の危機にあります。
最も大きな原因は、商業伐採による熱帯雨林の破壊や森林火災で、人間による密猟・密輸もそのひとつです。
森林伐採・密猟・地球温暖化・土地の開発が原因と言われ、ここ100年間の間で熱帯雨林が80パーセントも減少しているようです。
ボルネオのオランウータンは、絶滅危惧種、スマトラのオランウータンは近絶滅種に指定されています。
現在、オランウータンの住む地域を中心に「現地の森を保護区などに指定」して野生の動物たちを守っています。
しかし、それだけでは守ることはできません。
私たちがそれぞれで何かできることを考えて行動をおこすことで、すこしでも守れるかもしれません。