皆さんはベンガルトラというトラの種類をご存じですか?

トラの中では生息数が多く、野生のトラの半数はベンガルトラだと言われています。

トラの中では生息数の多いベンガルトラですが、実は絶滅危惧種に指定されているのです。

ここではベンガルトラが絶滅危惧種になってしまった原因について、ご紹介します。

ベンガルトラは絶滅危惧種?

ベンガルトラ 絶滅危惧種

ベンガルトラは100年前までは4万頭いたと言われていますが、現在では2500頭ほどまで生息数を減らしてしまいました。

主な原因としては、人口の増加に伴い森が開発され、住処がなくなってしまったことや、人里が森の奥まで広がってしまったため、人間との衝突が起こってしまったことが大きな原因になるようです。

人里近くのトラは、人や家畜を襲うことも多く、害獣とされ駆除の対象になってしまったようです。

人を襲うトラで有名なのが、「チャンパーワットの人食いトラ」という事件です。

100年ほども前の記録になるそうですが、1頭のトラが4年をかけて436人もの人を食べてしまったという恐ろしい事件です。

確かにこのような恐ろしい事件があるようならば、駆除の対象になってしまうな、と思ってしまいますね。

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ベンガルトラの絶滅を防ぐために

ベンガルトラは最近では駆除の対象ではなく、守るべき対象としての理解が広がってきているようです。

ベンガルトラの生息地であるインドでは、国立公園の80%で人間のサファリなどの活動を禁止し、ベンガルトラを保護しているそうです。

この活動のおかげで、2007年には1411頭だったベンガルトラが、2014年の調査では2226頭にまで生息数を増やしたそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここではベンガルトラが絶滅危惧種になってしまった原因についてご紹介しました。

ベンガルトラは現在でも密漁にあってしまう事があるようで、生息数が増えたからと言って安心はできないようです。

いつか生息数が増えて、絶滅の危機から免れることができるといいですね。

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