カバのような大型の動物は動物園で見るのが普通ですが、カバをペットとして飼育してみたいと思っている人はいるのでしょうか?
大型の動物ですから、物理的に場所などの問題があり実際に飼育するのは非常に難しいかと思います。
そもそも、日本でカバをペットとして飼育できるのかを調べてみました。
カバをペットとして日本で飼育できるのか!?
実際に南アフリカでは、カバをペットとして飼育している人がいるようですが、小さい赤ちゃんのころから飼育しているようです。
カバの体調は、3.5~4メートル。
体重はオス1600 – 3200キログラム、メス1400キログラムで、陸上動物としてはゾウに次ぐ重さとされているそうです。
法律からみると
法律的には、「ワシントン条約」で、絶滅危惧種の輸出入は禁止(学術的な研究であれば、両国の許可が必要とされている)とされています。
ペットは研究ではないので、ダメですね。
そもそも、日本には野生のカバはいないので、入手困難となりそうです。
また、「動物愛護管理法」においては、特定動物に指定されているため、都道府県知事の許可が必要とされているそうです。
人の生命や身体または財産に害を加える恐れが無いかを見られるそうです。
しかし、輸入はできなさそうですし、カバは大きい動物ですから小さい赤ちゃんであっても害を与える危険性はありそうです。
飼育環境からみると
ストレスをためないようにカバが運動できる広いスペースが必要で、カバは一日の大半を水の中で暮らすため、暮らせるだけの十分な水たまりなどの大きな池のようなものが必要となりそうです。
また、1日40~50㎏の餌を必要とするため食費も覚悟が必要となり、飼育している場所からカバが逃げ出さないように、体当たりしても壊れない柵も必要となり、他のペットを襲わないような工夫も必要のようです。
また、病気にも気を配らなくてはいけなく、カバの習性で縄張りを誇示するために糞を飛ばすため、感染症等の近所への防疫対策も行わなくてはならないようです。
まとめ
動物園でみるカバはのんびりしているように見えますが、実は凶暴な動物で人を襲うこともあるそうです。
そんなカバをペットにしようと思う人は相当な覚悟が必要でしょう。
しかし、日本では、入手困難であり、飼育できる環境を整えるのは難しそうです。
そもそも許可が出ることはなさそうですが。