チンチラと聞いて、それって何?と思われるかも知れません。

今、その豊かな表情や、仕草の可愛さで、すごく人気が高まっている小動物なのです。

顔形はうさぎかネズミのような感じがするのですが、実はモルモットの仲間なのです。

となりのトロロというアニメ映画がありましたが、そのモデルの一つともいわれています。

人に懐きますし、お手や、おまわりなども、教えていくとできるという頭の良い小動物であるのです。

チンチラの飼育、一人暮らしでもできるの?

チンチラ 飼育 一人暮らし 温度

チンチラは、人によく懐きます。

体臭もほとんどありませんし、その面では非常に飼いやすい小動物であるのです。

ただ、臆病でもあり、神経質な一面を持ち合わせているのです。

臆病で繊細な神経といっても、ピンとこないかと思います。

例えば、チンチラが悪いことをして、叱るとします。

もし、飼い主であるあなたが、名前を呼んで叱ったら、次回、可愛いなあと思って名前を呼んでも、また叱られていると思い込んで、恐怖心に駆られるのです。

記憶力が優れています。

ですから、叱る時は、「ダメ、ダメ」という言葉で、名前は呼ばないというのが、叱り方のコツのようなものでもあるのです。

また、飼い主が大きな声を出すと、すごく緊張しますから、話しかける時には、できるだけ優しい声で接する必要もあるのです。

また、チンチラの性格は構ってほしい、構ってもらえれば、飼い主を無視するという面白い性質も持ち合わせておりますので、チンチラが遊んでいて、可愛いなあと思う時でも、無理に可愛がらないで、そっとしておいてあげて、チンチラから見て、「この飼い主なら安心だわ!」「この人は優しくて良い人なのだわ!」と思わせるのが、懐いてもらう早道になるのです。

また、頭の良い小動物でもありますから、褒めてあげると聞いていないようで、しっかり聞いています。

ですから、どんどん褒めてあげることも大切です。

声に出して、優しく「あなたのことが、とてもとても好きなのだよ!」「家族として大事にするからね!」とどんどん褒めてあげることも、チンチラとの心のコミュニケーションになるのです。

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チンチラの飼育に適した温度って、何度なの?

さて、チンチラを飼育する上で、温度・湿度管理ということが、大変重要なのです。

ここはしっかりと気をつけてもらわなくては、チンチラの長い寿命を全うさせてあげられなくなる可能性がないとは言えません。

アンデス山脈の気温の低い高山をすみかとするチンチラの一番苦手なもの。

それは「夏の暑さ」と、「冬の寒さ」なのです。

寒暖の差にすごく敏感であるのです。

日本のように、高温多湿で、地球温暖化のせいなのでしょうか、考えられない高温が記録されるようになっています。

その中で毛皮を脱ぎ捨てることもできないチンチラ。

チンチラの立場になれば、酷暑・極暑以上の何ものでもありません。

それでは、適温は何度でしょうか?

真夏日というのでしょうか、気温が30度を超えるのが当たり前になってしまった日本。

あちこちで、「熱中症」で倒れてしまったということがニュースになっている日本です。

まして、毛皮を身にまとっているチンチラにとって、「バテないで!」「熱中症にかからないで!」という方がおかしいのです。

夏場は、25度を上回ると、チンチラにとっては、とても耐えられない温度となるのです。

日本の夏は、温度だけではなく、ジメジメした湿気が肌にまつわるような日々が多くて、これもチンチラにとっては大敵なのです。

アンデス山脈は乾燥地でもあり、しかも涼しいのですから、それをイメージして頂くと、いかに日本とは違うかということに、頷かれるのではないでしょうか。

一番良い湿度は、40%を上回らないことです。

人間もカラッとしていると気持ちが良いです。

もし、40%を上回ると、チンチラの健康状態を保証できません。

では、冬場はどうでしょうか?

今、温暖化で夏は暑すぎるのですが、冬は大丈夫かというと、あちこちでドカ雪が降ったりして、被害がニュースになっております。

安心できない日本になっております。

ちなみに、気温が5度以下になり、湿気の少ない時は雪になりやすいので、そんな時はチンチラにも負担がかかっているのです。

生息地が、涼しい高山であるとしても、気温が5度以下になると、チンチラにとっては、極寒と感じられるのです。

夏は、「熱中症」、冬は、「肺炎」のリスクを考えますと、やはりエアコンなどを使い、飼い主が暑くなく、寒くなくという適正な環境をチンチラのために、心がけねばならないのです。

こういう手間がかかる一面がある反面、チンチラが仕事で疲れて帰ってきた時に、何とも言えない表情で迎えてくれたら、それは飼い主にとっての、かけがえのない至福の時間となるのではないでしょうか。

まとめ

チンチラの場合、温度と湿度の管理をきっちりしてあげるということが、飼う上での絶対条件であるということです。

チンチラは、頭が良い動物でもあるので、「この飼い主はいい人だなあ!安心できるなあ!」と思ってくれたら、相当の甘えん坊になるのです。

顔が兎やネズミには似ておりますが、キュートな表情や仕草を見てくれて、甘えてきてくれる様子を想像して下さい。

どれだけ心の健康が増幅することかわかりません。

仕事を終わって、「早く、僕の、私の、チンチラに会いたい!」ときっとそんな思いに駆られること請け合いです。

頭の良い小動物で、長生きをしてくれますので、いつでも心を慰め、生きていてこの子を飼って良かったと思える小動物チンチラです。

もし、一人暮らしが寂しいという方の場合、一度ペットショップにお出かけになって、チンチラに会ってみてはと思います。

きっとあの何とも言えない仕草などで、会いに行った人に心の安らぎを与えてくれるに違いありません。

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