日本には、当然のことながらアフリカゾウだけでなく、ゾウはいません。

アフリカゾウに会いたければ、アフリカか動物園に行くのが1番です。

動物園で見るゾウは、多くてもほんの数頭ですが、テレビなどで見るゾウは、十数頭、あるいはそれ以上で群れている様子が映し出されますね。

ゾウは、見ての通りの巨体だし、力強く、敵などいる様子もなく、1頭でも十分に暮らしていけそうな印象ですから、動物園で見るゾウが「ゾウの日常」の様に思えます。

ではなぜ、テレビなどでは、群れたゾウの様子が映し出されるのでしょうか。

調べます。

アフリカゾウの生態

アフリカゾウ 群れ

・知能が発達しているので、感情が豊か

・アフリカゾウは、基本的に夜は眠る

・最年長のメスを中心にメスと子ゾウで作る「母系家族」

・繁殖ははっきりしないが、ほかの群れやオスの群れと合流後繁殖

・若いオスは群れを作るが、老いたオスは単独になる

・群れの中では、お互いに触れあったりや音やジェスチャーで会話をする

・仲間意識が大変強い

アフリカゾウが群れる理由

アフリカゾウは群れを作る、けれど、オスは群れにはいない(十数年で独立する)といわれています。

実は、「アフリカゾウは群れる」とあっても、「アフリカゾウが群れる理由」は、明確には書いていない様です。

そこで、アフリカゾウの生態や研究者の考えに基づいて挙げてみます。

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●基本的に夜眠るとすれば、夜行性の動物に襲われた時、一人では対応し切れないので、群れでいた方が助け合いができると考えます。

●感情が豊かであれば、寂しさも楽しさも知っていると考えられるので、一人は寂しさを感じるのだと思います。

●最年長のメスを中心にメスと子ゾウで作る群れであることから、年功序列の社会が出来上がっていて、生きる知恵や社会性を受け継いでいるのではないかと考えます。

●「母系家族」であることから、群れ内での血縁の繁殖を避けているのではないかと考えられます。

また、群れの中に出産を経験した個体がいた方が、世話係の役目を果たせるのではないかとも考えます。

●群れの中で会話が成立しているとすれば、情報交換や、規律や階級が存在すると考えられます。

●仲間意識が強いとすれば、ほかの群れの個体としっかり区別が付いていて、同じ群れの個体同士では、十分に助け合おうと積極的になるはずだと考えます。

●また別の研究では、アフリカゾウは、群れを作って飼育した方が寿命が長いという結果があるともいわれています。

まとめ

個人的にではありますが、アフリカゾウが群れを作るのは、アフリカゾウの生態に深く関係していると感じています。

そう感じるのは、「アフリカゾウは頭が良く、人間と同じ様に感性が豊かである」から、人間と同じ様に「1人(1頭)では生きていけない」のではないかということからです。

それを裏付けるかの様な研究結果では、動物園のアフリカゾウの寿命と比較した場合、「高度な社会ルールを持つ中(群れ)で飼育される方が、群れから繁殖や生きる方法を学習するために、長く生きられる(寿命を延ばせる)」というがある様です。

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