2000年に絶滅危惧種に分類されたインドライオン。

インド西部の、森林に生息すると言われているライオンですが、なぜ絶滅危惧種に指定されたのか気になりますよね。

今回はインドライオンが減少した理由について、まとめました。

インドライオンが絶滅危惧種に指定された理由

インドライオン 絶滅危惧種

インドライオンと聞くと、あまり馴染みのない方も多いと思いますが、そもそもインドライオンとは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類されるライオンの、ひとつの亜種になります。

私たちがよく見たことがある、アフリカのライオンと比べると、インドライオンは少し小柄で、下腹部にはひだ状の皮膚のたるみがあり、互いの違いのひとつだと言われています。

インドライオンの体長は約2m、尾長約1mで、オスの体重は160kg~190kg、メスの体重は110kg~120kg程です。

アフリカのライオンは、20頭程のメスライオンを従え、群れを作るため、繁殖力も高いと言われています。

逆にインドライオンは、5頭~6頭程の小さい群れを形成しますが、繁殖力が低いため、約500回近い交接を行ったとしても、1回の出産にしかならないと言われています。

妊娠期間は約4ヵ月になり、1度の出産で2頭~3頭の赤ちゃんを産みます。

インドライオンが絶滅危惧種になる程、減少した理由は現在でもはっきりと分かってはいませんが、低い繁殖力も関係しているのかもしれません。

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更に、インドライオンはかつて中近東からインドにかけて広く分布していたようですが、現在は狩猟や開発による生息域の破壊で、数が減少したとも言われています。

これらの理由などが重なり、段々とインドライオンの数が減少し、絶滅危惧種に指定された、と考えられます。

ただ、現在では嬉しい調査結果もあり、インドライオンの絶滅危惧に歯止めがかかり、数が増えているとのニュースもあり、もしかしたら絶滅危惧種から外れてくれる日がきてくれると、嬉しいですね。

まとめ

わたしたちには一見馴染みがないインドライオンですが、アフリカのライオンとの違いや、絶滅危惧種に指定されている理由などを知ると、とても興味深いですね。

現在はまた少しずつ増加傾向にあるようなので、期待が高まりますね!

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