穏やかな性格でとても好奇心旺盛、一般的なお猿さんたちよりも気性が荒くないサルとして有名な「ワオキツネザル」。
近年お猿さんをペットとして飼育するご家庭も多く、そんな穏やかな性格をしているワオキツネザルをペットにしたいと考えたくなるところですが、それは実際可能なのでしょうか?
今回は、ワオキツネザルが飼育可能なのかについて調べて行きたいと思います。
ワオキツネザルの飼育は可能なの?
ワオキツネザルはマダガスカル島に生息している、キツネにそっくりなお猿さんです。
性格はとても穏やかで、好奇心旺盛、お天気の良い日には日向ぼっこをするなどとても愛らしいのでお家で飼育できたら、それはそれは可愛いでしょうね。
餌も、リンゴやバナナなどの果実、キャベツなどの野菜を食べてくれますので特に困ることはありません。
人間味のある癒し系なので、ぜひ購入して飼育してみたいと考えますよね。
しかし結論からお話すると、ワオキツネザルを飼育することは「できません」。
と言うのも、ワオキツネザルは現在、『ワシントン条約』によって保護されている絶滅危急種としての指定を受けているため商取引は禁止されていて、日本へ輸入することはできません。
その頭数も減少を続け、保護が急がれているという点からも、とても希少な動物なのです。
研究を行う大学やなどの研究機関や動物園で飼育する目的なら認可されていますが、一般家庭での飼育のために手に入れることは現段階ではできないと考えましょう。
しかし、2007年ごろまではペットショップでも扱われていたようです。
ワオキツネザルの平均的な寿命は18年とされていますから、もし街中でワオキツネザルを見かけたならそれはワシントン条約に指定される前に購入したものであると言うことになります。
まとめ
その愛らしい性格と姿から一般家庭での飼育を考えたくなるワオキツネザルがペットとして飼育することができるのかについて見てきました。
残念ながら現在ワシントン条約の絶滅危急種として指定されているため、研究機構や動物園などでない限り一般家庭で飼育することはできません。
頭数は減少している現在、その保護が急がれているワオキツネザルは日本の様々な動物園で見ることはできます。
ワオキツネザルに会いたい方はぜひ、動物園へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?