チーターはなぜ「チーター」という名前なのでしょうか。
また、チーターという同じ発音でも、英語には動物のチーターとは違う意味をもつ語があるようです。
今回は、チーターの名前の由来と、英語の意味についてご紹介します。
チーターの名前の由来
チーターという名前は、「胴体に斑点がある」という意のサンスクリット語chtrakaに由来します。
サンスクリット語とは、インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語ですが、なぜチーターの名前にサンスクリット語が用いられたのか不思議ではないですか?
かつて野生のチーターは、インドにも生息(インドに生息していたチーターは、1950年代に絶滅したと推測されます)していました。
これは、私個人の考察なのであてにできないのですが、もしかしたら、インドに生息していた当時、現地の人が呼んだのがはじまりかもしれませんね。
チーターと発音する英語の意味
動物のチーターの英語表記はcheetahです。
cheetahにはもうひとつの意味として、色事を好む人とか女あさりをする人という意味もあります。
今風にいうと、「肉食系」ですね。
さらにもうひとつ、cheetahと同じ発音でcheaterという単語があります。
詐欺師、ペテン師という意味があり、ゲーム業界では、ゲームを優位に進めるため、制作者の意図しない動作をさせる不正行為(ゲームの改造)を行う人を指します。
まとめ
チーターの名前の由来と英語の意味についてご紹介しました。
チーターの名前がサンスクリット語からきていたとは、意外でした。
しかも、「胴体に斑点がある」という意味だったのですね。
見たまんまじゃんとも思いますが、わかりやすい呼び名です。
ちょっと話が逸れますが、猫がなぜ「ネコ」と呼ばれるのかには諸説あります。
なかでも私が好きなのは、そのよく寝ている姿から「寝子」という字があてられた、という説です。
chitrakaと同じく、見たまんま。
昔々、インド人たち(インド人かどうかはわかりませんが、おそらくサンスクリット語を知っていた人たち)のあいだで、「あの身体に斑点のある動物はなんだ!?」と話題になり、きっと誰ともなく呼び出した名前なのでしょうね。
あと、英語のcheetahには、好色なんて意味もあるのですね。
知りませんでした。
言われてみれば、あの獲物を襲うときのフットワークの軽さと、肉食獣という点から連想できるような気がします。
言葉の語源を知り、さまざまな背景を想像するのは面白いですね。