カバは、水中でも陸でも過ごす水陸両生類です。
ところで、カバが鼻を閉じたりしているところを見た事はありますか?
この閉じたり開いたりしている鼻も可愛らしいカバですが、なぜ鼻を閉じたり開けたりするのでしょうか。
今回は、カバの鼻の謎についてご紹介していきます。
カバはなぜ鼻を閉じるの?その理由とは。
太陽が昇っている日中では、カバは一日の大半を水中で暮らしています。
カバは熱い地域に生息しています。
体温を下げる為(安定させるため)に、水辺でじっとしているのです。
分厚い皮下脂肪は、温度調整の役割をしています。
水辺にいる理由のもう一つの理由は、皮膚の乾燥をさけるためだとも言われています。
顔をよく見ると、目と鼻は平べったくなっており、水面につかったとき、目と鼻がちょうど水上に出るようになっています。
可愛いですね。
目と鼻が出ている理由は、水辺に浸かりながらも周囲をしっかり把握できるようになっているからです。
もちろん水辺に浮かんでいる時は、私たちと同じように鼻で息をしています。
そして潜る時は、耳や鼻を閉じて息を止めています。
潜る事ができる時間は3~5分ほどです。
水の中では、この間であれば泳ぐこともできます。
そして息継ぎをするために水辺にまた顔を出すのです。
人間は潜る時、鼻をつまんだりして水が入らないようにしますよね。
そして時々耳に水が入ったりして困る事もあります。
カバの場合は、自分で鼻や耳をつまんだりしなくても穴をふさげることが出来るのです。
私たちのようにあれやこれやと困ることなく水中にもぐれるカバは、水陸両生類ならではの特権ですね。
まとめ
カバと言えば、水面に顔をだしてのほほんとしているイメージですが、鼻を閉じて泳ぐこともできるなんて初めて知りました。
余談になりますが、更に調べてみるとカバは水中では泳ぐというより歩いているかのように動くそうです。
私たちの場合は、歩くように動くのは困難です。
カバの分厚い皮膚などが水中でも安定して動くことができるのです。