動物園でチンパンジーに石や他の物を投げつけられたりしたことはありませんか?
チンパンジーが出す声も低くて、威嚇されているような気がします。
小さい時はお母さんのお腹や背中にくっついて、いつも不安そうな顔をして可愛いのに大人になると凶暴になるようです。
はたして、それはなぜなのでしょうか?
今回は、チンパンジーが大人になったら凶暴になる理由について紹介します。
チンパンジーの大人は凶暴になる!?
チンパンジーは大人になると怒りを抑えられなくなるようです。
6~7歳位から段々と感情のコントロールが効かなくなるようです。
9歳くらいから群れの順位を気にするようになるからかもしれません。
知能が高いがゆえにより高い地位を望むために、次第に凶暴化していきます。
もう一つの可能性としては、チンパンジーの場合は集団で生活をし、かつ序列もありますので、自分の遺伝子を残すためには競争をしなければならないのかもしれません。
その為には強くなって相手を倒す必要があるのでしょう。
チンパンジーは共食いをするの?
チンパンジーには「共食い」などの習性が知られていますが、これは他の群れと争った場合にその群れの幼獣を淘汰した時にこれを食べてしまうことがあるからです。
普通はオスの集団が他の群れを集団で倒す事が多い様です。
ほぼこのようなことは同集団で起きる事はめったにありませんが、まれにあるようです。
その時は、雌雄共に同じような行動にでます。
同一集団でこのような事が起きる時は、メスと交接をする回数の多いオスの個体が襲われることがあります。
このような行動は、繁殖の機会を増やすためにオスが自分のライバルになるオスを倒す為で、その傾向が種全体に広がったと考えられています。
注意しなければならないのは、チンパンジーは人を襲う事もあります。
テレビで有名になった「パン君」が女性を襲った話は有名です。
チンパンジーの大人は、「猛獣」ですので要注意です。
まとめ
子供の頃、可愛かったチンパンジーは成熟していくと凶暴になってしまいます。
少し残念ではあります。
もしかすると、人間も同じなのかもしれません。
普段は理性で押さえていても、突然・・なんてこともあるかもしれませんね。