動物園に行くとよく見かけるチンパンジーですが、人間の言葉を理解している?と思うほど、そのしぐさでわかります。
もともと人間に近いということもあり、知能が高いということは周知の事実です。
ですが、人間のしぐさをまねしてみせることはないといわれていますが、稀に毎日見ていた動作を覚えたかのように、その動作をまねしたということがありました。
では、知能が高いといわれているチンパンジーは、実際はどのくらいの知能をもっているのでしょうか。
チンパンジーの知能はどれくらい?
我々人間以外で、次に知能が高いといわれているほどのチンパンジーですが、ではいったいどのくらいの知能があるのでしょうか。
チンパンジーの知能について様々な研究がされているなかで、一般的には人間でいうと3~4歳くらいの知能があるといわれています。
ですが、断定的ではないのであまり正確とは言えないのも事実です。
なぜなら比べている基準が人間ということだからです。
チンパンジーも学習する?
動物園では毎日チンパンジーの小屋をホースとブラシをもって掃除をしています。
特別チンパンジーに教えたわけでもないのに、ある日たまたまそのホースとブラシをしまい忘れて小屋に置いていたことがあったそうです。
すると、チンパンジーがいつも掃除をしていた人のように右手にブラシ、左手にホースをもって床を磨いていたそうです。
また他にも携帯電話をチンパンジーにあたえ、最初はがしがしとかじっていましたが、その目の前で人間が電話を耳に当て、「もしもし、はい、わかりました」などと話している様子をみせていると、そのチンパンジーもかじるのをやめ、その電話を耳にあて口におしつけ、なにやら口をもちもちと動かしていたようです。
まとめ
人間の子供が約10か月頃から少しずつまわりが見え始め、母親の姿が見えないと泣き出してしまう、「後追い」とよばれるものが始まりますが、それは普段一緒にいる人がいなくなると不安になるというものです。
不安になるというのはいつもお世話をしてくれている人が母親=安心と認識していくからです。
そして一歳過ぎころから空コップを渡すと口に持っていくなどの動作をします。
それは普段見ていることを「まね」しているからです。
3歳をすぎると「ごっこ遊び」も始まります。
チンパンジーもそうした「まね」や「ごっこ遊び」を理解して心の中に広がり生活をしているのかもしれません。