動物園での人気者といえば、きりんやパンダなど体の大きな動物が多いですが、チンパンジーも人間に最も近いといわれている動物で、人気がある動物の一種といえるでしょう。
また観察していると人間と似ているところがあり、また人間と同じような行動をとったりとするなど、魅力的な動物ともいわれています。
体長はオスだと85cm、メスは77cmと人間よりも小柄です。
また人間と同じように社会性のある動物で、20~100頭ほどの群れを作りますが、普段は家族ごとの小さな集団に分かれて行動をしています。
加えて人間と同じように知能がとても高い動物です。
賢さゆえに人気がある理由の一つかもしれません。
動物園にいるチンパンジーの寿命はどのくらい?
動物園で暮らしているチンパンジーの寿命は「約40~50年」とされています。
人より少し寿命が短いですが、野生のチンパンジーよりは倍以上生きているといわれています。
動物園でくらしていたチンパンジーの中で最も長く生きていたといわれたチンパンジーでは「76歳」で、このチンパンジーは映画「ターザン」にも出演したことがあり、ギネス記録をとっています。
ここまで生きると人間と同じか人間より長生きだと感じますね。
野生で暮らすチンパンジーの寿命はどのくらい?
大自然で暮らしている野生のチンパンジーの寿命は「約15年」といわれています。
人間に比べるとかなり短いです。
また、野生で暮らすチンパンジーが動物園で暮らしているチンパンジーの半分も生きられないのには理由があるからです。
それは子供のチンパンジーにとっては大自然があまりにも過酷で、ほとんどが大人になるまでに命を落としてしまうからです。
まとめ
動物園の中で生活しているチンパンジーと大自然で暮らしているチンパンジーでは、平均寿命の差があまりにも大きいです。
たとえ動物園の中で囲われた生活をしていても、食べることには困らずに安全に暮らしていけるほうがいいように感じますが、チンパンジーにとっては、過酷な環境でも大自然のなかで人間に支配されることなく、のびのび暮らしていたほうが幸せなのかもしれません。