ホッキョクグマは世界最大の陸生肉食動物です。
北の王として文字どおり北極に住んでいます。
最近動物園でも結構人気がありますね。
あの熊は、ホッキョクグマというのは皆さんご存知とは思いますが、名前の由来や、英語でなんというか知っていますか?
今回はホッキョクグマの名前の由来と、英語ではどのように発音するのかを紹介いたします。
ホッキョクグマの名前の由来は?
ホッキョクグマという名前ですが、これは和名です。
このホッキョクグマですが、日本にきたのは結構昔で、明治35年(1902年)の事です。
その時上野動物園にきました。
この時に、上野動物園では、アルビノのツキノワグマを飼育していたため、そちらを「シロクマ」と呼んでいました。
(アルビノとはメラニン色素が欠損していて白くなっている事をいいます。)
その為、北極からきた白い熊を「ホッキョクグマ」と呼ぶようになったのが由来です。
実はこのホッキョクグマですが、別名で「シロクマ」とも呼ばれています。
ですが、日本の動物園で見るホッキョクグマ、顔は白いけど、他は少しクリーム色がかってみえませんか?
実は、若いときは全身真っ白なのですが、夏や、年をとっていくとだんだんと変わるのです。
ホッキョクグマの毛には秘密があって、1本1本を見ると白くなく、中は空洞で透き通った構造になっています。
この空洞の毛が集まって光をすりガラスのように錯乱して白く見えているそうです。
毛の下の肌の色は真っ黒です。
やはり「シロクマ」ではなく、「ホッキョクグマ」が正解なのかもしれませんね。
ホッキョクグマの英語の発音は
ホッキョクグマは英語で「Polor Bear」つまり、極地熊です。
カタカナにすると「ポーラーベアー」です。
極といっても北極と南極がありますが、南極には熊はいません。
北極にしかいませんが、「ポーラーベアー」です。
まとめ
愛嬌のある表情でホッキョクグマは「ちょうだい」の芸などをする子も見かけます。
可愛い見かけとは違って、肉食性が他の熊と比べてとても高い獰猛な動物です。
「シロクマ」とも呼ばれる今のホッキョクグマですが、元々別の「シロクマ」がいたのですね。
このホッキョクグマ、北極海で王として君臨するその一方で、地球温暖化のため危機に瀕していることも覚えておいて下さい。