地球温暖化が原因でホッキョクグマの住む北極の氷が溶けていることは有名な話であり、ホッキョクグマは度々、温暖化対策のマスコット的な存在で取り上げられています。
実際にホッキョクグマはどのくらいの危機に直面しているのでしょうか。
また、私たちがホッキョクグマを守る理由についても考えてみましょう。
ホッキョクグマを守る理由とは何?
北極圏の海に浮かぶ海氷は、ホッキョクグマが狩りをしたり生活するために必要な生息地です。
現在、北極圏の19ヶ所の地域でホッキョクグマの生息が確認されていますが、この全ての場所での氷が溶けて少なくなってきているというのです。
このことは、この北極に生息する動物を絶滅の危機へと追いやっているのです。
というのもホッキョクグマは生活のほとんどを海氷の上で過ごします。
例えば捕食について、氷の無い海でホッキョクグマがアザラシを捕まえることは不可能です。
氷が無くなるとホッキョクグマはエサを獲るのが今まで以上に困難になるでしょう。
また、海氷で出会うべきオスとメスが出会う確率が低くなり、子孫を残すことが難しくなります。
結果ホッキョクグマはアザラシを捕まえることもできず、子孫を残すこともできないのです。
このように地球温暖化によって氷が少なくなることで様々なマイナス面があります。
今地球上に生息しているホッキョクグマの数は、約25000頭と言われていますが、さらに、今後ホッキョクグマの数は減る一方だと言われているのです。
ここまでホッキョクグマを追い詰めた原因は私たち人間にあり、人間こそがホッキョクグマを絶滅から守らなくてはなりません。
私たちにはその責任があるのです。
まとめ
ホッキョクグマは、これからも変わらず厳しい環境下で生きていかなくてはなりません。
これから先ますます厳しい現実が待っていることでしょう。
ホッキョクグマの生息場所を奪っているのは私たち人間のせいなのです。
私たちはホッキョクグマを守る責任があり、今も世界中でホッキョクグマの保護のための活動が行われています。
ホッキョクグマの数がこれ以上減ることのないように願っています。