カバといえば、大きな体と大きな口で、水の中でのんびりひなたぼっこをしているイメージがありませんか?
子どもの頃よく見た絵本などでは、優しい先生のようなキャラクターで、子どもたちの人気者ですよね。
でも、実際のカバは、私たちが思っているような性格ではないというのです。
では、カバの本当の姿をみていきます。
あっと驚き!カバの性格。動物最恐!?
アフリカでは野生動物により人間が命を落とす数はカバによるものが最も多いのです。
意外ですよね。
カバの性格は、実はとても気性が荒く、獰猛だと言われています。
それには理由があります。
カバは、縄張り意識の強い動物で、オス同士が縄張り争いをする際は、非常に激しいものになります。
大きな口を開けて、牙と牙をぶつけ合うので、お互いの肌が傷だらけになり、まれに負けたカバが命を落とすこともあるほどです。
カバ以外でも縄張りに侵入する者に対して、徹底的に攻撃をします。
たとえ相手がライオンやワニなどの肉食動物であっても、ひるむことなく襲い掛かります。
アフリカでは、人間とカバなどの野生動物とが共存している地域があります。
カバは陸地にいるときは、水中にいるときよりも神経質になっているので、かなり危険です。
人間が知らず知らずのうち、カバの近くに行ってしまうことで、襲われてしまいます。
アフリカでは、最も恐ろしい動物は、ライオンなどの肉食動物でもゾウでもなく、カバこそ最恐だ、と恐れられています。
またメスのカバも、オス以上に気が荒くなるときがあります。
出産前や出産後は子どものカバを他の肉食動物から守るためそうなるのです。
一方、カバの子どもは大人とは違い、臆病で甘えん坊で、お母さんといつも一緒にいます。
カバは最初から凶暴なわけではなくて、大人になるとオスでもメスでも自分の縄張りや家族を守るため、そうなるのです。
まとめ
私たちが思っていたカバ、おっとりとしておとなしそうな、というイメージが、まるで違うということがわかりました。
アフリカでは、うっかりカバの縄張りに入った人間が何人も襲われている、というのが真実なのです。
このように実は野生のカバは非常に危険な動物なのです。
それは、他の動物に比べて、強すぎる縄張り意識があるからなのです。
肉食獣にも容赦のない攻撃をするなど、動物園のイメージとはほど遠いものですね。