チンパンジーは動物園の人気者ですね。
テレビでも、志村けんさんが「パン」君とほのぼのとしたふれあいを見せてくれました。
以前はマイケルジャクソンさんもチンパンジーを飼っていました。
とても人間に近い動物です。
しかし考えてみると、チンパンジーって不思議な名前だと思いませんか?
あの姿を見てどうやって名前を付けたのでしょう。
今回は、チンパンジーの名前の由来や学名などについて紹介します。
チンパンジーの名前の由来は?
チンパンジーの学名、読み方、意味は?
学名はPan trodlodytesで、カナカナにすると「パントログロダイト」といった感じです。
「Pan」はギリシャ神話に登場する、上半身は毛深い人間で、下半身がやぎの牧畜と森の神のことです。
「trodlodytes」の意味は「穴居人」でほかに隠者とか、世に疎い人という意味があります。
多分最初に見た人が毛深い人が穴の中で暮らしているのか、と思ったのかもしれませんね。
ちなみにチンパンジーにそっくりなボノボ(ピグミーチンパンジー)という類人猿は「Pan paniscus」paniscusは、小さなパンという意味です。
ボノボはチンパンジーから比べるとやはり小さかったようですね。
チンパンジーを英語でいうと?
Chimpanzee(チンパンジー)です。
「Pan trodlodytes」でもいいようです。
チンパンジーの名前の由来はザイールの現地名「キンペンジ」(kimpenzi)からきているようです。
まとめ
どうも「チンパンジー」という名前と学名には直接は関係がないようです。
学名は見た目と住んでいる場所をそのまま言葉にしたようです。
英語圏の人がアフリカへいった時に「チンパンジー」聞こえたのかもしれませんね。
ところで、このチンパンジーですが、絶滅危惧種に指定されているのをご存じですか?
原因は人間が森林伐採による彼らの住処をなくしていった事と、乱獲(食糧にする)ことのようです。
どんな生物でも絶滅ということになると、嫌な話ですが、チンパンジーの様に人間とDNAがあまり違わない動物が、いなくなるということは、とんでもない事が起きる可能性があるのです。
ひいては私達人類の将来に関わるような事態になるかもしれません。