サルなのにその名前に「キツネ」の名前も入っている「ワオキツネザル」はその見た目もまさにキツネにそっくり。

絶滅危惧種にも指定されていてその頭数の減少のためとても希少なワオキツネザルですが、今回はその見た目や特徴を一緒に見ていきたいと思います。

ワオキツネザルの特徴とは?

ワオキツネザル 特徴

ワオキツネザルは霊長目のキツネザル科の動物でマダガスカル島やその周辺にのみ生息していて、森林やその付近の乾燥した地域にいるそうです。

体長は35cmから45cmなのに対し、尾の長さは55cmから65cmと体よりも長いのが特徴です。

さらに体重は2~3キロほどと軽く、二足歩行したりピョンピョンと飛び跳ねながら移動するのも大きな特徴です。

毛の色は背面が灰色や灰褐色で目の周りが黒色で顔は白色をしています。

また耳は白色で目は金色、鼻には毛がなく黒い色をしています。

昼間に集団で行動する群れの中には、オスメスがだいたい同数頭で構成されていて最大20頭ほどがともに暮らします。

母子が中心となっているためオスよりもメスの方が優位な母系集団です。

食べ物は季節によって移動しながら採食するのですが、主に果実やお花、木の実などを食べています。

他にもカメレオンやクモなどの昆虫類も食べるのですが、驚くことにワオキツネザルは「土」を食べることでも知られている動物で、生きていくのにあまり食べ物には困らないのではないかとおもうほどその捕食の種類は豊富です。

縄張り意識が高いのもワオキツネザルの特徴で、他の群れとの縄張りが被ってしまった場合は争いが起きます。

縄張りの中では家族が樹上でかたまって眠るそうですよ。

食べ物を求めて移動をするときに地上を歩く時には長い尻尾を高くあげて移動、跳躍力があるので歩くと言うよりは飛び跳ねているといったイメージですね。

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まとめ

今回はキツネのような見た目で絶滅危惧種として指定されている「ワオキツネザル」についてその特徴を見てきました。

集団生活を行う群れは母系社会で構成されていて、オスよりもメスの方が優位にあると言うことや、大きな体の特徴である長い尻尾を高くあげて地上を飛ぶように移動し季節によってその採食場所を変えていることが分かりました。

ワオキツネザルは個体そのものが減少している現在、その事態はとても深刻、さらなる保護が求められています。

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