エゾヒグマなどを含むクマは、エサの少なくなる冬の時期を食事や排泄を一切行わない絶食状態で越冬することが知られています。

エゾヒグマも12月ごろになると冬眠に入ると言われています。

エゾヒグマの冬眠時期はどのくらい?

エゾヒグマ 冬眠

エゾヒグマの冬眠は12月の上旬から4月上旬までだと言われています。

エゾヒグマは冬眠する前に栄養を蓄えるため、ドングリやクルミなどの木の実類、ヤマブドウ、コケモモなどの果実類、シャケやマスなどの魚など様々な植物を摂取すると言われています。

冬眠は山の斜面などに穴を掘り、基本的に絶食でじっと動かずに春が来るまで眠っていると言われています。

エゾヒグマの冬眠は「冬ごもり」と言われることがあり、他の動物に比べて、眠りが浅いことがその理由だとされています。

リスやカエルなど、冬眠中は大きな音や揺れなどがあっても起きることはないようですが、エゾヒグマの場合、大きな音を立てたりすると目が覚めてしまうことがあると言われています。

Sponsored Link

エゾヒグマは冬眠中に出産する!?

エゾヒグマのメスは冬眠中に出産をすることがあると言われています。

1月ごろになるとメスは1~2匹程度の赤ちゃんを出産するようです。

エゾヒグマの赤ちゃんのサイズは500グラム程度だと言われており、出産後はちゃんとメスの授乳で育てるそうです。

この間ももちろんお母さんエゾヒグマは絶食状態となっているので、冬ごもりが終わる3月ごろには、ゲッソリとやせ細った状態で巣穴から出てくるとされています。

エゾヒグマの冬眠用の巣穴は快適!?

エゾヒグマの寝床は、ただ穴を掘っただけではなく、ササの葉をまるでベッドのように穴の中に敷き詰めると言われています。

これは冬ごもり中の体温の低下を防ぐ役割や、冬ごもり前に食べることで、腸内環境を整える効果があるとされています。

まとめ

エゾヒグマの冬眠は12月から4か月程度で、山の斜面に穴を掘って眠ると言うことがわかりました。

冬眠と言っても眠りは浅く、起きてしまうこともあるようなので、山の斜面などに穴を見かけたら、危険なので静かに立ち去るほうが良いと言えるでしょう。

Sponsored Link