大きなまん丸とした目玉が特徴の小型のサル、スローロリスを知っていますか?
ペット業界ではエキゾチック・アニマルと言われる分野で、かわいらしさや小さいので飼いやすいということで、ペットとして人気が高い種類になります。
そんなスローロリスについて見ていきましょう。
スローロリスの飼い方は難しいの?
小型のサルと言っていますが、実際はどのくらいのサイズでしょうか。
一般的には20cm~30cmと言われていて、体重は500gとされています。
尻尾が退化しているため、見た目は10cmほどのボールのようです。
非常に大人しい性格で、動作はゆっくりです。
夜行性のため夜間に捕食行動をしますが、ゆっくりと獲物に接近し、そのままゆっくりとした動作で昆虫などを摑み取りにするそうです。
神経質な面もあるので、気を付けてあげないといけない部分もあります。
また、ペットを飼う際に気になる方もいると思いますが、アニマル臭というのはほとんどしません。
なので、ペットとしては飼いやすいです。
飼い方としては、ゲージで飼うようにしましょう。
専用のゲージなどはないため、50cm四方ほどの鳥かごなどを用意しましょう。
注意点としては、扉を自分で開けてしまうことです。
手先が器用ということもあって、ゲージから逃げ出してしまうこともあるため、針金などで、空かないように工夫しましょう。
もう一点が、野生での生息地が熱帯地域ということもあって、暑さには強いですが、寒さには非常に弱いです。
保温する能力が低いため、冬場はペット用の保温ライトや布で覆う等の防寒をしてあげましょう。
27度くらいが活動の適温と言われているため、それを保つように気を付けてあげる必要があります。
餌はどうするの?
では、ペットとして買った場合、餌はどうしたらよいのでしょうか。
スローロリスは雑食と言われていて、野生では昆虫や木の実を食べて生活しています。
そのため、ペットとして飼った際も、コオロギやミルワーム、リンゴやバナナなどの果物類、野菜などを与えましょう。
栄養の偏りもよくないので、極力いろんなもの食べさせてあげましょう。
また、カルシウム不足も危険なので、時々カルシウム剤も餌に混ぜて与えましょう。
まとめ
現在、スローロリスは絶滅危惧種に登録されているため、ペットとして飼うことは非常に困難にはなっています。
国から認可がおりている一部の団体は扱っているため、まったく飼うことができないというわけではありません。
もしスローロリスに興味を持った方は、調べてみてはいかがでしょうか。