霊長類は人間ととても似ていますね。
その中でも知能が高いとされているオランウータンは人間とどのような違いがあるのでしょうか?
また、遺伝子がとても近いというのも耳にしたことがあります。
では実際のところ、どうなのでしょうか。
調べてみました。
オランウータンと人間との違いは何?
オランウータンは、人の次に知能が高いといわれ、表情が豊かな類人猿です。
類人猿とは、人に似た形態も持つ大型と中型の霊長類のことをいいます。
類人猿であるオランウータンと人間の大きな違いとは何でしょうか?
オランウータンと人間の大きな違いは、オランウータンは類人猿という動物で、人間はひとであるということです。
それでも人間とオランウータンは、約1000万年前にさかのぼると共通の祖先にあたるとされ、両者の遺伝子は98パーセントが同じとされています。
寿命も野生化では40歳くらいまで、飼育下では50歳くらいまでといわれています。
オランウータンは、時間や空間の記憶もあり、いつどこで何が食べられるかをきちんと記憶しているともいわれます。
さらに木の枝や葉などを道具のようにして使い、足を人間の手のように上手に使うこともできます。
オランウータンと人間の遺伝子は近い?
「人間とチンパンジーでは、DNAの違いが1パーセントほどしかない」という説を聞いたことがあります。
しかし、本当に遺伝子配列の99パーセントが一致するかというとそうではないようです。
でも進化の過程を考えれば、比較的近い段階でわかれた人間とチンパンジーが非常に近い種であることに間違いはありません。
そのチンパンジーよりも、人がオランウータンに最も近いというのも進化の過程を考えると可能性はあります。
DNAの違いの検査でも、一方は持っているが他方は持っていないという風に調査し、大きく異なる部分は切り捨てて、残りの部分の文字列の一致度を数えた結果、98.77パーセントの一致という結果が出たという話を聞いたことがあります。
まとめ
ある調査で、オランウータンと人間は、98パーセント同じ遺伝子という結果がでたと聞きます。
人間とオランウータンは、共通の祖先(ホ・ミニッド)から800万年から1200万年前に分かれたと言われていますので、そういう結果がでても不思議ではないでしょう。