チンパンジーの群れは、リーダーのオスと、そうでないオス、メス、子供の、おおむね20~100頭からなる様です。

メスよりオスの方が体は大柄ですが、個体差があるために、オスといっても小さかったり、メスといっても大きかったりと、パッと見ではオスとメスの区別がつかないかも知れません。

オスとメスの違いについて調べます。

チンパンジーのオス

チンパンジー オス メス

[オスの特徴]

・肩と胸の辺りは、がっしりしている

・尻は黒っぽい

・後ろから交接器が見える

・基本的には、一生群れを離れないといわれている

・群れのリーダー争いに加わる個体がいる

※リーダーの座を巡って壮絶な戦いをし、負ければ群れを追われることがほとんどの様ですが、命を落とす個体もいる様です。

・集団で狩りをし、獲物は「強いオス同士」、または「仲良し」で分け合うといわれている

・同じ群れのオス同士の結束は強い様ですが、ほかの群れのオスとは敵対するといわれている

・一人前のオスと認められるために、群れの全部のメスに向かって大声を発して自分が強いことをアピールする(通称:パント・グラント)といわれている

[オスの体重]

・子供の頃の体重

おおむね2kg(1.8~2.0kg)

・大人の体重

野生:おおむね30~40kg

飼育:おおむね60~80kg

※最大では90kgを超えた記録があるそうです。

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チンパンジーのメス

[メスの特徴]

・メス社会は、ほとんどが年功序列といわれている

・尻は「性皮(セイヒ)」と呼ばれ、ピンク色をしている

※性皮が大きく膨らむと発情している印の様です。

・おおむね10歳頃になると、未経験の個体は群れを出て、違う群れに移籍するといわれている

※血縁婚姻を避けるためと考えられている様です。

・年を取った(おおむね20歳を超える)メスは、出産する割合が激減するといわれている

・現リーダーに寄り添う傾向があるといわれ、現状を変えたくない傾向が強いともいわれている

まとめ

チンパンジーのオスとメスの大きな違いは、

①群れを率いるのはオスであること

②年頃(繁殖可能年齢)がくると群れを出るのはメスであること

③オスは、戦ってリーダーを決めること

④メスは、そのリーダーに寄り添う傾向が強いこと

⑤オスは狩りをすること

などが、分かりました。

また、オスの体重は、野生の個体より飼育されている個体の方が大きい(重い)ことも分かりました。

飼育されている方が肉体的にも精神的にも楽だということでしょうか・・・。

そんな風に感じました。

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