テングザルはオスを中心に群れで生活しています。
鼻の大きなオスはメスにもてるのでハーレム状態で暮らしています。
ハーレム内のメスの数は大きな鼻を持っているオス程おおいことも明らかになりました。
オスのテングザルはその大きな鼻を使ってメスを誘い出すような低い鳴き声を出していることがわかってきました。
オスの声が大きいのと、大きな鼻と体格のよさは比例するということで繁殖能力が高いことが判明しました。
ハーレムのオス同士はメスを多くもつために競争して、メスは強いオスを追ってついていきます。
今回は、そんなテングザルの鳴き声についてみていきたいと思います。
テングザルはどういう時に鳴き声をだすの?
テングザルはボルネオ島に住んでいるサルで、マングローブの葉を食べて過ごしています。
マングローブの葉には毒がありますので、消化器が長く体内に取り入れるまでには、解毒されている様です。
そのためオスのお腹は非常に大きくメスとの区別はすぐにつけられます。
テングザルのオスはメスへのアピールのためと群れに危険を知らせるために鳴きます。
大きな鼻を持つオスほど大きな鳴き声がでて、とてもよく響くと言われています。
また鼻が大きいと鳴き声も低くなるので、争わずに鳴き声でメスを誘うこともできるようです。
テングザルのメスは、声の高低だけではなくて声の質でもいいオスかどうかということをみている可能性もあるそうです。
テングザルについては、未だに色々と研究がされている様です。
まとめ
テングザルのオスは鳴き声をだします。
それはどういう時かというと、メスへのアピールと、群れに危険が生じた場合、それを知らせるためにオスが群れに鳴き声をあげてしらせます。
また、大きな鼻を持つオスが出す鳴き声程低音になり、メスは大きな鼻を持つオスに近づいていく傾向があります。