あなたはカバの歯を見たことがありますか。
前歯と牙があるから、8本かな?と思う方もいるでしょう。
実際は奥歯に32本もの歯が隠れているんです。
前に生えている歯で草をちぎり、奥歯でかみ砕いて食べています。
カバのような大きな動物は自分で歯のお手入れをすることができません。
そんなにたくさん歯が生えているなら、きちんと管理しないとダメなんじゃないの?と思いますよね。
今回はカバの歯をお掃除してくれる存在についてご紹介します。
実はある鳥がカバの歯をお掃除してくれているんですよ。
ぜひ読んでみてくださいね。
カバの歯って掃除するの?
カバの歯を思い浮かべると、なんだか黄色いしきれいじゃないなと思いますよね。
カバの歯が黄色なのは歯垢のせいではなく、エナメル質のせいです。
虫歯にはなりにくい食生活をしていますが、動物園によっては歯磨きをする様子をみせてくれるところもあります。
歯を磨くというより、マッサージをしてもらって楽しんでいる様子を見られますよ。
自分では歯を磨くことができないので、飼育員さんにやってもらうしかありません。
カバの歯を掃除してくれる鳥について
実はカバの歯を掃除してくれる鳥が存在します。
その鳥とはアカハシウシツツキです。
アカハシウシツツキは大型の哺乳類と共生関係にあります。
小さな群れとなり、大きな哺乳類にくっついて生活をします。
アカハシウシツツキはカバの身体につく寄生虫やダニを食べてくれるだけでなく、口腔内の寄生虫なども除去してくれるんです。
カバにとっては小さな歯医者さんですね。
アカハシウシツツキは、カバだけでなくキリンやワニなどの身体や口腔内もきれいにしてくれるんです。
キリンの歯の間をお掃除している写真が有名です。
たまに傷口の肉をえぐる悪さをしてしまうこともありますが、大型の哺乳類にとってはありがたい存在ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はカバの歯をお掃除してくれる鳥についてご紹介しました。
動物たちは言葉を話さずとも協力し合って生きていることが分かりますね。
とっても心があたたまる世界です。