「ホッキョクグマの毛の色を知っていますか!?」と聞かれたら大半の人が「白」と答えるかと思います。
ですが実はホッキョクグマの毛は「白くない」という研究結果が出ていたのです。
ただ「実際ホッキョクグマなんて近くにいないのだから詳しく調べられない」と思うかもしれませんし、「本当に白くないの!?」と疑いを抱く方が見えると思います。
そのような方のために、周りから見たらホッキョクグマを白く見せているホッキョクグマの毛の構造について詳しく紹介していきたいと思います。
これは実験結果を繰り返し解明されたデータと言えます。
ホッキョクグマの皮膚の色は黒
まず「ホッキョクグマの皮膚の色は黒」これを念頭においてください。
実験でホッキョクグマの皮膚と、透明ネット・下敷き・カラーボール・ラップ・歯ブラシなどを使い調査しました。
大学や研究所では行えない実験を行ったのです。
もちろん高級な機械や道具はありませんが十分の研究と言えます。
実際に複数のサンプルを作り比較することで、細かい差異まで調査することができ結果として出ました。
ホッキョクグマの毛は本当に透明なの!?
ホッキョクグマの毛は寒さに対応できるように保湿性が高いものとなっています。
これは毛の中が空洞になっていて熱を逃がさない特徴があります。
そして毛は泡状のたくさんの穴があって、毛の芯は空洞になっています。
ホッキョクグマの透明な毛を通過した光が黒い皮膚に反射して、反射光と太陽光が毛の沢山の穴や空洞に当たって拡散反射します。
すると不思議ですがホッキョクグマが「白く」見えることがわかっています。
それだけでなく、毛の重なる密度・毛の形状・光の当たり方・皮膚を縦から見たとき・毛を横から見た時・皮膚が平面な時・皮膚が局面の時といったように様々な要因が重なります。
様々な観測からホッキョクグマの毛が透明であることがわかりましたね。
白くないことに驚きを覚えます。
まとめ
ホッキョクグマは太陽光と反射光の影響により白く見えますが、実は透明であることがわかりましたね。
それだけでなくホッキョクグマの毛は熱を逃がさない特徴があることがわかったので、北極圏で生息できることもうなずけます。
そして様々なデータや観測からわかるホッキョクグマの生態で北極圏で生き抜くすごさも感じますね。