交配とは、生物の接合や受粉のことをいいます。
特に繁殖など品種改良などのために、人為的に行うことでもあります。
2006年にカナダの北極圏で奇妙な姿をしたクマが発見されました。
DNA鑑定を行った結果、クマ科の雑種動物ということがわかりました。
その雑種のクマというのは、グリズリーとホッキョクグマが交配したクマになり、名前がナヌラークと言います。
実際に別のクマ同士の交配がされ、新しいクマのナヌラークが発見されています。
では、ツキノワグマとヒグマは交配することは可能なのでしょうか?
今回はツキノワグマヒグマの交配について紹介していきたいと思います。
ツキノワグマとヒグマは交配可能?
ツキノワグマとヒグマは、同じネコ目クマ科に属する生物になります。
なので、ツキノワグマとヒグマの交配は可能なのではないかと考えている人が多いようです。
残念ながらツキノワグマとヒグマの交配は、図鑑上では交配は不可能なのではないかと言われています。
ツキノワグマとヒグマは大きさなどの違いがあります。
現状、ツキノワグマとヒグマの生息地は全く違います。
なので、自然界でツキノワグマとヒグマは出会うことがないため、交配は不可能になります。
ですが、最近の地球温暖化などの環境変化により、本来なら出会うことない生態が、同じ生息地に生存せざる得なり、子孫を残すという本能により交配種が誕生しているのではないかという説も浮上しています。
なぜかというと、近親交配が続くと、遺伝子の劣化が進んでしまいます。
そのため、最悪絶滅してしまう可能性があるからです。
その影響で遺伝子などが変化した場合、もしかしたら将来ツキノワグマとヒグマが交配した新種のクマが誕生する可能性も完璧には否定することはできません。
まとめ
ツキノワグマとヒグマは、現在では交配は不可能とされています。
ですが、グリズリーとホッキョクグマが交配したナヌラークというクマが誕生しているのは事実になります。
そして、最近は地球温暖化など環境の変化が問題視されているため、将来本当にツキノワグマとヒグマが交配した新種のクマが誕生するかもしれませんね。