日本で人気のあるサルのうちの一種、マンドリル。
動物園でもよく見かけますよね。
比較的おとなしく、のんびりと動きまわる愛嬌たっぷりのその姿は、見ているだけで和みます。
ところで、マンドリルのオスとメスって、どうやって見分ければいいのでしょう?
動物にはそれぞれオスとメスとでその見た目に差が出ることがよくあります(性的二型といいます)が、マンドリルはどうなんでしょうか。
実はマンドリルのオスとメスは、外見上の違いがとてもわかりやすい動物なのです。
大きな特徴を挙げて、マンドリルのオスとメスの違いについて解説していきましょう。
マンドリルのオスメスの違い
まず、遠目から見てもわかりやすいのが、その大きさです。
一般的にマンドリルのオスの大きさは80~90cm、体重は25kg前後であると言われています。
それに対してメスの大きさは55cmほど、体重は10kg前後と、オスに対してかなり小さいです。
実際にオスとメスを見比べてみると、メスはオスの2分の1から3分の1ほどの大きさに見えます。
また、マンドリルの大きな特徴として挙げられる顔の色が、一番わかりやすいオスとメスとの差ではないでしょうか。
マンドリルのあの鮮やかな顔の色は、オスのマンドリルが成長するにつれてだんだんと鮮やかになっていくもので、まだ小さいマンドリルやメスのマンドリルの顔は、大人のオスのマンドリルほど鮮やかな色をしていません。
お尻の色も同様に、オスのほうが鮮やかな青~赤色をしています。
全体的な顔の特徴も、よく見るとオスとメスでは違いが見られます。
オスはヒゲやたてがみの毛量がメスよりも多く、長さもオスのほうが長いです。
より顔つきが鮮やかで、迫力のあるほうがオスである、と覚えておくとわかりやすいかもしれません。
まとめ
マンドリルのオスとメスの違いについてご紹介しました。
性別によって見た目にだいぶ差があるマンドリルは、その見分けかたを知っているとより興味深く見ることができます。
特に顔は、ひと目で違いがわかるので、もし動物園や動画などでマンドリルを見る機会に恵まれたら、その時はぜひ、顔をよく観察して性別の違いに注目してみてはいかがでしょうか。