ウバザメも、メガマウスも世界最大級のサメの仲間だと言われており、どちらも体長が5メートル以上にも成長すると言われています。
サイズは似ているようですが、それぞれ特徴のあるサメなので、違いについて調べてみました。
ウバザメとメガマウスの違いとは?
メガマウスは、太平洋やインド洋など熱帯から温帯に生息しているとされ、古い原始的な形態を保ったまま現在に生きるサメだと言われています。
昼は水深200mぐらいのところで活動し、夜間に浅いところまで浮上してくると言われています。
主食はプランクトン類だとされ、体長は見つかったもので最大7メートルの大きさがあるようです。
プランクトンを主食にしているためか、サメの特徴ともいえる歯はとても小さく、ヤスリのように並んでいるようです。
その名前の通り、大きな口をしており、その口を開閉させるための筋肉が発達し、すこし変わった口の形をしているようです。
発見が1970年代と比較的新しく、また捕獲・発見例が世界で50例しかなく、その生態は謎に包まれていると言われています。
一方、ウバザメはジンベイザメに続いて世界で2番目に大きいと言われるサメの種類だとされており、全長は8メートル前後のサイズが多く、過去には10メートルを超えるサイズの個体もいたようです。
しかし、長年にわたる乱獲によって10メートル超えのウバザメは非常に稀になっているようです。
ウバザメの特徴は、とても長いエラと、その大きな口だと言えるでしょう。
エラのサイズが他のサメよりもかなり大きく、多くのサメ類はせいぜい体高の半分くらいですが、背中からお腹にかけてエラの裂け目(鰓裂)があるようです。
また、歯は小さいようですが、口がかなり大きく、ずっと開きっぱなしにして主食のプランクトンを摂取していると言われています。
過去、豊富な個体数であったようですが、泳ぎの遅さや大人しい性格のため、人間に乱獲されて数が激減しており、いまでは捕獲禁止のエリアもあるようです。
まとめ
ウバザメとメガマウスは大きな体や口、小さな歯、主食がプランクトンであることは同じようですが、口回りやエラの鰓裂の長さに異なる点が多いことがわかりました。
どちらのサメも希少なので、そう簡単に見かけることは少ないようですが、ウバザメの特徴を覚えておけば、見分けるのは簡単だと言えるでしょう。