ウバザメはサメの中ではジンベイザメに次いで世界で2番目に大きいとされるサメの仲間とされています。

ウバザメは大きいだけではなく、他のサメと比べて変わっている特長があると言われており、特に口の中は不思議な構造になっているようです。

そんな、ウバザメの口の中について調べてみました。

ウバザメの主食はプランクトン?

ウバザメ 口の中

ウバザメはプランクトンや小さな魚、無脊椎動物などをエサとしているとされています。

体が大きいため、他の魚を襲うイメージがあるウバザメですが、実際には性格はとても大人しく、動きもとっても遅いため、他の魚を襲ったりすることはないようです。

ウバザメのエサの食べ方は、大きな口を開き、そのままゆっくり海中を移動して、口の中に入ってきたプランクトンや小さなエサを摂取するという、なんとものんびりとした方法のようです。

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ウバザメの口の中はどうなっている?

ウバザメはエサとなるプランクトンを海水ごと口の中に入れて、でっかいエラでプランクトンだけをキャッチして、海水は全部排出するという方法でプランクトンを摂取しているとされています。

その為、他のサメのように大きな歯は必要ないため、とても小さい歯が並んでいるようです。

また、プランクトンを効率よく採集する為に、エラの内側に鰓耙(さいは)と呼ばれる、粘膜で覆われた樹状の突起物が並んでいる器官があるようです。

さらにエラも大きく進化しており、他のサメは体高の半分程度の大きさしかないのですが、ウバザメのエラは背中から腹部に掛けてエラの切れ目があり、大量の海水を飲み込んで、排出できるようになっているそうです。

大量の海水を取り込むため、口をかなり大きく開く必要があり、それを実現する為、ウバザメの口の中には大きな軟骨が発達していると言われています。

この大きな口と大きなエラを使って、一時間で2000リットルもの海水を飲み込むことが出来ると言われています。

まとめ

ウバザメの口の中は他のサメとは違って鋭い歯は無く、小さい歯しかないことがわかりました。

またエサとなるプランクトンを効率よく摂取する為、口は大きく開き、エラはかなり大きく進化しているようです。

水族館などでウバザメを見かけたら、是非口の中を観察してみてください。

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