鮮やかな黄色のくちばしと、堂々たる姿で鳥の王者と呼ばれるに相応しいオオワシですが、皆さんも動物園などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?
そんなオオワシですが、環境破壊によって棲む場所を追われているようです。
オオワシは1年を通して一体どこにいるのでしょうか?
オオワシの生息地について色々調べてみました。
オオワシの生息地はどこ?
オオワシの生息地は一体どこなのでしょうか?
オオワシはロシア極東のオホーツク海沿岸や、カムチャッカ半島、千島列島など極東地域のみに分布していると言われています。
夏の間はカムチャッカ半島や、ハバロフスク、樺太北部などで繁殖の為に過ごします。
オオワシの親鳥のオスとメスが、ヒナが巣立つまで協力し合い子育てをします。
繁殖地におけるオオワシはサケやタラを主食としますので、沿岸部や河川付近に巣を作ります。
冬になると朝鮮半島や沿海州、カムチャッカ半島南部などに南下しますが、更に遠くに渡るオオワシもいるようです。
冬季に南下するオオワシが多いですが、カムチャッカ半島では千島列島以南へ南下せずに留まるオオワシも多いようです。
オオワシが最もよく見られる場所はカムチャッカ半島だと言われています。
日本では北海道の東部や知床半島、根室半島、本州北部に飛来し、海岸や河川湖沼などに生息しています。
特に道東では冬の時期は産卵の為にタラが近づいてくるので、それを狙って飛来してくるのではないかと言われています。
本州では琵琶湖や諏訪湖でも観察されているようです。
日本では北海道に飛来するオオワシがほとんどで、本州に来るオオワシは珍しいのですが、何年も続けて見られるオオワシもいるようで、カメラマンやファンを魅了し続けています。
まとめ
オオワシの生息地は極東地域のみに分布している事が分かりました。
夏はそこで巣を作り子育てをして繁殖させているのですね。
そして越冬の為に日本、特に北海道の東側に南下してくるという事ですね。
どうやら餌の魚を追って南下してくるようですね。
オオワシは絶滅危惧種と言われていますが、今現在はそれぞれの生息地域で保護されている為、数は安定しているようです。
オオワシが絶滅しないよう、今後も生息環境の保護を続けてほしいと願っています。