エゾオコジョはふわふわの毛並とつぶらな瞳が愛らしく人気がありますが全国の動物園でも飼育されていないので、実際に見たことがあるという人はなかなかいないのではないでしょうか?
登山をしていてエゾオコジョを見たという人もいるようですが、皆さんも一目見てみたいと思いませんか?
エゾオコジョの生息地や分布について調べてみましたので、参考にしてみて下さい。
エゾオコジョの生息地はどこ?
エゾオコジョはその名前の通り「蝦夷=北海道」なので、北海道に生息しています。
近年は北海道の山岳地帯に生息していますが、1930年代までは平野部でも生息していました。
その頃毛皮が目当てでエゾオコジョの乱獲があり、数が減少して今では平野部ではすっかり見られなくなってしまったようです。
エゾオコジョはコケや草を敷き詰めて巣作りをするのですが、岩や樹根の既存の穴やすきまを利用し、時にはネズミの巣穴を乗っ取って自分の住処にすることもあるようです。
エゾオコジョをみかける場所は、北海道の十勝岳やニセコ、倶知安、羊蹄山等の山岳地帯が有名なようですが、主に上川地方の大雪山鳥獣保護区に生息しています。
大雪山鳥獣保護区は北海道のほぼ真ん中にあり、北海道最高嶺の旭岳をはじめとする山々が連なり豊富な自然が残されている大規模な生息地です。
絶滅のおそれのある準絶滅危惧のエゾオコジョは、鳥獣保護区で環境を守られながら生息しているようです。
日本にはエゾオコジョとホンドオコジョの2亜種が生息するのですが、ホンドオコジョの生息地は「本土」という名の通り、本州の東北地方や中部地方に生息しています。
こちらも標高が高く岩場が多い山岳地帯に生息しています。
一方、世界ではオコジョはイギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部、北米に生息しています。
日本や世界での生息地を見てみると、オコジョは比較的寒い地域に生息している事がわかりますね。
まとめ
エゾオコジョは北海道に生息しているようですね。
その中でも主に鳥獣保護区に生息している事が分かりました。
絶滅のおそれのある準絶滅危惧のエゾオコジョですが、このまま生育環境を守り続けてほしいと思いました。
また日本や世界をみてもオコジョは寒い地域に住んでいるのですね。
不思議だと思ったのは、寒い地域ほど哺乳類は大型化すると言われているのですが、オコジョは寒い地域に生息するものほど小型化する傾向があるようです。
寒い地域に住むオコジョは小さくて更に愛らしい姿なのでしょうか?
一度見てみたいですね。