ワニを飼育出来るということをご存知ですか?

もちろん、飼育には様々な条件がありますが、それをクリアすれば飼うことが出来ます。

ワニは「特定動物」に指定されており、飼育する場合には、都道府県知事または政令市の長の許可が必要になります。

飼養する施設や保管方法についても基準があるので、これらが整えば可能です。

ワニの中でも飼育に良いのは、比較的に飼いやすいシャムワニと言われています。

では、実際に飼育するためには、どうすれば良いのかをお話します。

シャムワニの飼育方法は?

シャムワニ 飼育

まずは飼育に欠かせない、ケース。

条例があるので、それに則した頑丈なカギのついた物を使用します。

もちろん、ただ大きいものではなく強化ガラス、強化プラスチックなどで作ったもの。

シャムワニは空間認識の能力が高いため、自分のいるケースの大きさを認識して成長します。

温度は30℃ぐらいが適温です。

もともとワニは、熱帯~亜熱帯に暮らす動物のため、寒さには弱い。

ワニに限らず、爬虫類は特に温度はとても大切で、エアコンなどをつけているから良いということでもありません。

ケースにはヒーターなどを使います。

他のペット用として販売されているもの、例えば熱帯魚のヒーターなど。

そのままでは火傷をしてしまうことがあるので、カバーがあるものを使用します。

子どもの頃は特に注意が必要で、大人になれば温度の変化にも強くはなります。

照明は紫外線灯をつけ、外で飼育している場合は太陽の光で日光浴をします。

動物園などで、ワニが口を開けているところを見たことがありませんか?

これは、口の中の毛細血管に日光を当て、体温を上げている様子なのです。

エサはマウスやヒヨコ、ラット、骨付き鶏肉などですが、精肉はあまり良くありません。

しかし、スーパーなどで売られている牛肉を与えても大丈夫、という飼い主さんもいるので、購入時によく確認してください。

ワニも与えすぎると肥満にもなりますので、子どもの頃は毎日与えても、大きくなってきたら体型を見て注意しましょう。

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まとめ

ワニを自宅で飼育するなんて、まず経験出来ることではないですが、可能であるということにも驚きですね。

危険な動物であるとされる特定動物ですが、爬虫類、鳥類、哺乳類が対象となり合わせて約650種類。

その中では、トラやタカなどもいます。

飼育環境やこの先何十年も育てられる余裕がなければ飼うことは出来ません。

ワニは野生下で約30年、飼育下では約80年と言われています。

種類によっては100年近く生きるワニもいますので、先々の事も視野に入れて考えなければなりません。

簡単なものではないですが、パートナーに出来れば最高の生活を体験出来るかもしれませんよ。

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