水辺に生息し、水かきを使って魚をとる独特な猫、スナドリネコ。
野性的な見た目や、水かきをもつという珍しい性質から、憧れる方も少なくありません。
この記事では、スナドリネコが飼育可能かどうかについてご紹介いたします。
スナドリネコの飼育は可能?
スナドリネコの飼育は可能なのでしょうか。
結論から言えば「可能」です。
しかし、スナドリネコは特定動物(危険な動物)に指定されています。
人に危害を加える恐れのある動物とされているわけですね。
そういった動物を飼育するには、都道府県知事や市長などの許可が必要です。
また、飼養する施設の構造や保管方法、飼育方法についての細かい基準を守って飼育しなければなりません。
また、手に入れることも大変です。
生息している地域では、数万円から30万円ほどで手に入れることができますが、日本へ輸入してくる場合は二百万円近い値段がついてしまう場合があります。
スナドリネコの飼い方は?
スナドリネコなどの特定動物を飼育する場合、守るべき基準がいくつかあります。
スナドリ猫を飼育するために、まず檻型の施設が必要です。
逃げ出したりできないような構造と強度を確保し、絶対に逃がさないように気を付けてください。
また、定期的な点検をし、第三者を近づけてはいけません。
そして、家の外などに、特定動物を飼育しているという旨の標識を掲示することが義務づけられます。
また、施設の外で飼養することは認められません。
マイクロチップ等で、個体識別の措置をとられることもあります。
施設の構造や、管理の方法が不適切、不十分であると判断された場合は、特定動物飼育の許可が取り消されます。
また、無許可で特定動物を飼養した場合や、不正を行って許可を受けた場合は罰則が処せられます。
必ず法令や基準を守り飼養することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はスナドリネコの飼育についてご案内いたしました。
スナドリネコは人に危害を与えるおそれのある動物で、特定動物に指定されています。
法令基準を守り、飼養の許可を得ることができれば飼育が可能です。
最後まで責任をもって飼養することが大切であるという事は、他のすべての動物と同じです。