皆さんはチンパンジーって?って聞かれるとどういうことを想像しますか?
動物園にいくとよく目にする光景が「木にぶら下がっている」、「手で持って、バナナなどの食べ物を食べている」、「顔が人間と似ている」、「二本の足で移動する」など、いろいろありますよね。
では実際にチンパンジーと人間との共通点はどんなところがあるのでしょうか。
チンパンジーと人間の共通点は?
まず、顔から注目してみましょう。
顔の周りには毛が少なく、鼻から口元にかけて表情がみられ、人間に似ています。
次に耳を見てみましょう。
人間の場所よりすこし高い位置にありますが、その形はほぼ人間と同じです。
うさぎや犬などは音に反応して耳を動かせますが、チンパンジーと人間は耳を動かすことは出来ません。
目は見えているといわれています。
そして色を見分けることができるとも言われています。
最後に動物には基本的にあるというしっぽですが、人間にないようにチンパンジーにもありません。
なぜしっぽがないのかははっきりと発表はされていませんが、おそらく進化する段階で必要ではないとされてきたのかもしれません。
チンパンジーは木に登ったりとバランスをとるにもしっぽは邪魔で必要ではないと判断されたのではないでしょうか。
チンパンジーと人間との違い
では、チンパンジーと人間との違いはなんでしょうか。
違いは一目瞭然の見た目がまず違いますね。
それはその通りです。
人間は言葉を話して自分の気持ちや考えを相手に伝えることができますが、チンパンジーは単調な言葉しか話せません。
この差は喉の構造に違いがあります。
赤ちゃんのうちは言葉を知らないのももちろんですが、声帯と喉の入口に空間がないため話せれません。
しだいに成長するにつれ、その空間があいてくるため、自然と言葉を話せるようになっていくのです。
ですが、チンパンジーには大人になってもその空間がないため言葉をしゃべることが出来ないのです。
まとめ
人間はサルが進化して人間になったといわれています。
見た目はたしかに似ているところはありますが、人間との大きな違いは「感情」ではないでしょうか。
人間は人の気持ちがわかり、励ましあいのできる生きものです。
チンパンジーにその気持ちがあるのかどうかは明確にされてはいませんが、子を持つチンパンジーがえさを与えているのをみると、それは人間の母親が惜しみない愛情を子に与えているのと同じで「情」がチンパンジーにもあるのかもしれません。
そう思うと、やはり似ているといってもいいのかもしれません。