動物園では、いつでも会えるアフリカゾウですが、時々、ニュースなどで「動物園のアフリカゾウのために、献花台を設置した」と聞くことがあります。

生き物はすべて、必ず最期を迎えますが、アフリカゾウの寿命はどのくらいなのでしょう。

調べます。

アフリカゾウの一生

アフリカゾウ 寿命

アフリカゾウは、2年近くの妊娠期間を経て1頭(まれに2頭)の子供を産む様です。

おおむね3年の授乳期間を群れのメスが手伝って子育てをするそうです。

生まれたゾウがメスの場合は、母親とそのまま群れに残り、15歳頃には、妊娠出産ができる様になるそうです。

生まれたゾウがオスの場合は、だいたい13歳になる頃、群れを離れ独立するといわれています。

アフリカゾウのメスは、一生の内で15歳前に4年周期で、約6頭の子供を産むのが一般的だということです。

群れを離れたオスは、若いオス同士で群れを作る場合もある様ですが、年を取った個体は、その群れからも離れて単独で行動し、ライオンやハイエナなどに襲われて命を落とすこともある様ですが、ほとんどの場合は移動ができなくなって、やがて寿命を全うすると考えられています。

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アフリカゾウの寿命

メスのゾウは、「おおむね15歳になると妊娠出産ができる様になり、4年周期で約6頭の子供を産むのが一般的」だというのは、先ほどの通りです。

そのあと機能的には、60歳ぐらいまで出産ができるといわれています。

そこから考えられる現実の残りの寿命は、10~20年の様です。

アフリカゾウの寿命から平均寿命を考えると、野生ではおおむね60~70年ほどと考えられているそうです。

また、飼育されている個体では野生よりも短いとされ、中には60年以上も生きたという記録があるものの、なかなか寿命を延ばすのは難しく、30~40年ほどということです。

その理由として、①ゾウは自然界では群れで生息している、②自然に近い環境がない、などに関係しているのではないかと考える専門家がいる様です。

まとめ

アフリカゾウの平均寿命は、個体の一生から考えると人間並みに長い様でした。

ですが、野生と飼育されている個体では、かなり大きな違いがあることが分かりました。

一見、野生の方が、危険が多いと思いがちですが、アフリカゾウにとってはやはり自然の中の方が健康的に生きている様に思います。

かなり昔から、象牙を目的に乱獲が行われていると伝えられています。

やがては、自然の中でゾウを見ることができなくなってしまうかも知れないと、個人的には危機感を持っています。

動物園に行けば見ることができるゾウですが、生息地まで行くことができない私たちのために、生息地から連れてこられている個体も多いと思っています。

何とか長生きできる方法を考え出して、少しでも平均寿命を延ばしてもらいたいと感じました。

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