皆さんエゾオコジョはどんな野生動物なのかご存知でしょうか?
エゾオコジョは体の大きさが14~20センチ程の小さいイタチの仲間です。
日本ではエゾオコジョとホンドオコジョの2種類がいますが、エゾオコジョは北海道に生息しています。
その可愛らしい見た目から、アニメやマスコットキャラクターとしても採用されています。
そのエゾオコジョですが絶滅危惧種と言われていて生息数が減ってきているようです。
エゾオコジョの生息数は今どれぐらいいるのでしょうか?
色々調べてみました。
エゾオコジョ の生息数は?
エゾオコジョの生息数は色々と調べてみましたが、具体的な数はわかりませんでした。
ただ個体数が減ってきているのは事実で、準絶滅危惧種として環境省のレッドリストに載っています。
エゾオコジョが減ってしまったのは、エゾオコジョの乱獲が原因と言われています。
以前は平地でもよく見られていたようですが、乱獲の影響により今は山岳地帯に生息しています。
何故エゾオコジョの乱獲をしていたのでしょうか?
どうやら日本で昔、毛皮がブームだった頃、エゾオコジョの毛皮を利用するために乱獲をしていたようです。
一時的なファッションブームで需要が高まって、さらに海外からもミンクを大量に輸入しました。
そのミンクが野生化し、エゾオコジョの生活の場に侵入していきました。
エゾオコジョは食べ物が十分に取れず餌がなくなり、次第に個体数も減っていきました。
またそれと並行して、開発による森林伐採なども影響し、エゾオコジョの居場所がどんどん奪われていきました。
オコジョは昔から毛皮として重宝され、高級品でした。
オコジョの毛皮はヨーロッパでは長らく王族の象徴とされていたようです。
オコジョの毛皮をいくつも並べて1枚に縫い合わせて、ガウンの下地などに好んで用いていたようですね。
まとめ
一時的なファッションブームが原因で、エゾオコジョが絶滅の危機に瀕しているという事が分かりました。
人間の虚栄心を満たすために、多くのエゾオコジョが犠牲になってしまった事がとても残念に思います。
毛皮を規制する動きもありますが、完全に需要がなくなったわけではありません。
私達は消費者として毛皮を買わない、着ないという事も野生生物を守る為の選択肢の1つなのではないでしょうか。