ぱっちりお目目が可愛らしいエゾオコジョは、その姿から「森の妖精」と言われています。
実は準絶滅危惧種に指定されているというのは、皆さんご存知ですか?
エゾオコジョは今絶滅の危機にさらされています。
エゾオコジョの絶滅を防ぐための対策方法について、どんな事があるのでしょうか?
色々と調べてみました。
エゾオコジョが絶滅しない為の対策とは?
エゾオコジョが絶滅しない為の対策はあるのでしょうか?
エゾオコジョは絶滅しないよう世界的に条約によって保護されています。
絶滅の恐れがある野生動物の保護を目的とした条約が「ワシントン条約」と言います。
エゾオコジョはそのワシントン条約によって守られているのです。
ワシントン条約は国際レベルで野生動物を守ろうと1975年に発効されました。
主に野生動物の無意味な採取や乱獲を防ぐのが目的で、絶滅の恐れがある希少な野生動物の一定の種が、過度に国際的な取引に利用される事がないようにするという条約です。
ワシントン条約に基づくエゾオコジョの保護の1つに生息地の保護というのがあります。
希少動物エゾオコジョの保護区を指定し、区域内の開発行為を防ぐのが目的です。
今現在エゾオコジョの保護区域は、北海道のほぼ中央に位置する大雪山鳥獣保護区という場所になります。
大雪山鳥獣保護区は面積35,534ヘクタールと野生鳥獣の大規模生息地として指定されています。
もう一つが種の保存法という法律があります。
エゾオコジョを捕獲して個体の取引をする事や、剥製や、標本、器官及びその加工品を含む所持・流通の規制がかかっています。
絶滅のおそれのあるエゾオコジョの種の保存を図る事で、生育環境が守られるというものです。
次にエゾオコジョが絶滅しない為に私たちが出来る事は何かを考えましょう。
それは私達がエコな暮らしをする事によって地球環境を守れば、エゾオコジョなどの希少な野生動物を守る事につながるのです。
具体的に日々の生活で無駄なものを買わずにごみを減らす事や、水やガス、電気などの資源やエネルギーを使いすぎない事、まだ使える物を簡単に捨てないで繰り返し使うようにするなどです。
また、外来種のペットを飼わない、自然に放たない事も大事です。
絶滅危惧種の中には移入種の影響によって数が減少してしまった事例が多いのです。
現にエゾオコジョも日本が毛皮ブームだった頃に輸入したミンクが、エゾオコジョの生育環境に入ってきて、エサが無くなり個体数が減少してしまい、今は絶滅の危機にさらされています。
あと、乱獲によってエゾオコジョの数が減少したので、毛皮製品を選ばないようにする事も大事ですね。
まとめ
ワシントン条約により、世界レベルでエゾオコジョのような希少野生動物は守られているのですね。
でもそれに頼るだけでは絶滅は免れません。
地球環境をこれ以上悪化させない為にも、私たちが日常の生活でエコな暮らしを日々心がけていくことが大事なのですね。
個人レベルではもうどうにもならないと思うかもしれませんが、一人一人が今すぐにでも出来る事を実践していかなければ更に悪化の一途をたどるでしょう。
野生動物を絶滅させない為にも、私達は最大限努力していかなければなりませんね。