皆さんはイトウという魚を知っていますか?
川に生息している魚で、サケやニジマスと同じサケ科の魚になります。
同じ科の魚なので、少し似ているところもあるようですよ。
ここではイトウとニジマスやサケの違いについて、ご紹介します。
イトウとニジマスの違いについて
イトウはサケ目サケ科イトウ属に分類される淡水魚です。
見た目の特徴としては、背は青みがかった褐色、側面は銀白色、腹は白色で、背と側面に無数の小さな黒点があります。
体長のわりには体高が低く、細長く感じる体型をしています。
頭部は平坦で、両顎は頑丈で歯が鋭いのも特徴です。
ニジマスはイトウと同じくサケ目サケ科ですが、タイヘイヨウサケ属に分類される魚です。
見た目の特徴としては、体全体にはっきりとした黒点があり、エラから尾びれにかけての体側部に赤っぽい太い縦縞の模様があるのが特徴的です。
大きさは一般的には40cm前後の個体が多いようですが、大型の個体になると60~120cmにまで成長するものもいるそうです。
イトウとの違いとしては、イトウは腹側に黒点はありませんが、ニジマスは全体に黒点がある、というところでしょうか。
また、体側面の赤い縦縞の模様も、ニジマスだけの特徴になります。
イトウとサケの違いは?
サケは体の背が青黒色で側面が銀色、腹部は白色をしており、黒点はありません。
イトウとの違いとしては、この黒点の有無になります。
また、イトウは体長のわりには体高が低く、細長い体をしています。
サケはイトウと比べると体高が高いことになります。
サケは産卵後、力尽きてしまいますが、イトウは産卵後、力尽きることはなく生きている間に何度か産卵をすることも大きな違いになります。
まとめ
いかがでしたか?
ここではイトウとニジマスやサケの違いについてご紹介しました。
イトウは日本で最大クラスの大きな淡水魚ですが、小さいうちはニジマスやサケと間違えてしまう事も多そうですね。
絶滅危惧種のイトウは釣ったらなるべくリリースしてあげたいですね。