皆さんはジュゴンという生き物をご存知ですか?
人魚のモデルにもなったと言われているジュゴンは日本にも生息しているようです。
日本での生息数はどれくらいなのでしょうか?
気になりましたので調べてみました。
ジュゴンの日本の生息数はどれくらい?
ジュゴンの世界での生息数は、およそ10万頭と言われています。
そのうちの8万頭はオーストラリア周辺に生息しているそうです。
では日本の生息数は?
なんとたったの50頭未満と言われているそうです。
かつて南西諸島最大の生息数を誇っていたとされる八重山諸島では、300頭以上のジュゴンが生息していたと言われていますが、食用のための乱獲や、餌場となる藻場の減少により生息数が激減してしまったようです。
ジュゴンの沖縄の生息数は?
ジュゴンは現在では沖縄にしか生息していないので、日本の生息数が沖縄の生息数、ということになります。
ですので、50頭未満、ということになりますね。
ですが、目撃されている個体はたったの3頭のみになるそうです。
2004年までは5頭確認されていたようですが、2005年以降2頭が見られなくなってしまったそうです。
ですが2017年に子供のジュゴンと思われる個体の目撃情報もあるようで、沖縄で繁殖した個体ではないかと言われているようです。
基地建設で騒がれている辺野古周辺は、ジュゴンの藻場となっているそうですが、この藻場を守るために基地の建設を反対している方たちも多くいるようです。
ですが、藻場の減少は基地の建設の話が出る前からあったようで、多くはパイナップル畑を作る際の赤土の流出など、観光事業が関係しているようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではジュゴンの日本での生息数についてご紹介しました。
もともとそんなにたくさん生息していたわけではないようですが、戦後の食糧難の際にかなりの数が密漁されてしまったようで、生息数は減少の一途をたどっているようです。
いつかジュゴンが多数見られるような環境になるといいですね。